いらっしゃいませ。
今日もメニューを増やすべく、開発・研究に余念がありませんよ。
温めてみたんですよ。白湯です!!
ガラスのコップ、熱ッ!
彼は読書を好む。
翼君はボールが友達であったが、別にボールだけが友達という訳では無く・・・。
しかし彼には文庫本のみなのだ・・・。
「休日にはカフェで読書が優雅だね。」
他のレジャーは知らぬ。余暇は引きこもるか茶店巡りしか思いつかないのだ。
人生に潤いは無いのか?
「だから優雅なひとときが潤いなんだって。」
見聞を広めよ小人よ!
そんな彼が先日、柳 広司氏の『新世界』という本を読み終えた。これも長い通勤時間をもって何とか生きながらえている事のたまものである。
彼がこの本を手に取ったきっかけは、柳氏の『トーキョー・プリズン』を読んだことがきっかけである。いずれ彼は遠い目をしながら『トーキョー・プリズン』についても何やら語るやもしれぬ。が、語らぬかもしれぬ。
『新世界』は太平洋戦争が終わるまさにその夜に、アメリカの当時の核兵器開発研究所であった「ロス・アラモス」で殺人事件が発生する。それを捜査する、ある科学者・・・というミステリー仕立ての小説である。
しかし、実際のところそれは「読み物」として必要なエンターテイメント性のための要素であり、おそらく柳氏が見せたいものは「人間の狂気」や「罪悪感」なのだと思う。もちろんしっかりとエンターテイメント作品であるので、十分に「読み物」として楽しめる。テーマやなんかは文庫版の巻末に有栖川有栖氏がしっかりとした解説を書かれておるのでそちらを見ていただいた方がよくわかってもらえるはずだ。
え、丸投げ?
感想文ってタイトルなんだから、感想くらい書かないと!!小学生の夏休みの宿題でももっとそれらしいこと書いてるんじゃないかい?
「なんだか登場人物の名前が全部似通ってるような気がしてさ・・・。最後まで誰が誰だか今ひとつわからずで・・・。」
そんな感想?登場するのが実在の人物なんだから仕方がないだろ!
ああ、もう少し彼のメモリーを増設してやって下さい・・・。