Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

ダメな人でも日々暮らしているらしい

 いらっしゃいませ。


・・・そういえば何でも東京は「東京の水」を、大阪は「大阪の水」をそれぞれ水道水をボトリングして売ってるらしいですね。

何でも高度浄水システムがどうたらこうたらで、なかなかにおいしいってテレビとかで知事やら市長やらがデモンストレーションで飲んだりしてますが。

もちろん当店もその高度浄水システムなんちゃらの恩恵を受けておりますよ。

大阪市が金取って売るものは民間でも金を取らねば。ね!

本日もお代金300円になります。

ぐいぐい蛇口をひねって下さい!




 まもなく2009年も終わりを迎えようとしているが、彼は今日も仕事らしき物に拘束され、どんよりと生きている。
心の中を画にすると、酸素不足の狭い池で水面に顔を出し、あっぷあっぷしながら生きている鯉を想像してもらえるだろうか。そんな心理状況なのだそうだ。もうすぐ酸欠で浮かび上がってくるだろう・・・。



 そんな彼の年末の近況を。


注文していた「わさおカレンダー」と「わさおTシャツ」が届く。


わさお! L−O−V−E・・・(MJ風)」


彼は動物が好きだ。犬は特に好きだが、ペットを飼うと死別したときのショックの大きさに耐えられない。なので本当は犬を飼いたいのだが飼えずにいるのだ・・・。


わさおの笑顔がタマラン・・・!」

     


死人のように無表情の彼が、ほんの少しほほえんだ貴重な瞬間であった。

しかし絨毯に直置きで写メ撮っただけのものをアップするとは・・・。勇気があるというか芸がないというか・・・。



 彼は数日前に、来年二月に大阪で公演を行う某人気劇団の、かなりプレミアムなチケットを予約することに成功した。


「奇跡的というか運が良いというか」


意外に席余りまくってんじゃね?的な。



「マウスをクリックした瞬間、右手の人差し指が光ってたね」



そんなやつ「E・T」以外見た事ねえよ!



 彼は、先日街角にたたずむ、周瑜公瑾将軍と歓談する機会を得た。


彼  「寒空の下、将軍はなぜにこのような場所におられるのですか?」



周  「曹魏の監視をしておる・・、訳では無く、地方都市の一地区が栄えんとするための広報活動に一役買っておるのだ」



彼  「ヘダラな町のヘモい町おこしに引っ張り出されているわけですね」



周  「有り体に言えばそういうことなのだが、もう少しオブラートに包んで話さぬか」



彼  「失礼しました。・・しかしながら大都督さま、行き交うのは手押し車をおしたおばあと杖をついたおじいばかり・・・。駅前とはいえ寂れかえったこの場所で立ち尽くすのはいくらご高名な周将軍でも宣伝効果はいかばかりかと・・・」



周  「・・・わかっておる・・。しかしながら大恩ある亡き横山光輝先生にあやかって町おこしをしようというのだ。私も協力せねばな」



彼  「さすがは将軍。まさに鴻鵠の志をお持ちなのですね」



周  「・・・ところで、近隣に諸葛亮関羽なども立ち尽くしておる。オールスターキャストじゃ。各々離れての広報活動ゆえ、皆がどのような様子なのかが判らん。もし余裕があるなら皆の・・・」



彼  「そんなクソ面倒くさいこと嫌です」





周瑜将軍には、兵庫県神戸市長田区の神戸市営地下鉄駒ヶ林駅」の駅前にて会うことが出来ます。なんだかもの悲しい感じの将軍に是非会いに行ってあげて下さい。近隣には同じような三国志の英傑達の石の像が点在しておりますのでそちらもどうぞ。神戸市営地下鉄「新長田駅」に詳しい地図が貼ってありましたので参考になさって下さい。)




 あと、最近彼はこう思うことにした。


「空気は吸うものであって、読むものじゃない・・・」


何があったかは知らないが、涙で前が見えなくなる文章だな・・しょっぱい年末だな・・・。