Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

 いらっしゃいませ・・・。


・・・ああ、健康に良いらしいんで『ノニ・ジュース』を勧められたんですが・・・まあ、風邪気味でもあるし・・・。


 どうも飲む勇気がわかなくて・・・

 勇気を下さいよ・・。


 いや、応援じゃなくて・・・。


見本を見せてほしいんですよ!さあ、ぐっと!



 彼はどうも文章を書き上げるテンションではないらしい。困ったものだ。

「どうも何を書いて良いんだか・・・」


珍しいな。


 そういえば前回せっかく神戸新開地の老舗洋食屋、『グリル一平』で昼食をとったのに、そのことにほとんど触れていなかったな。
ノリ的には『食った』『上手かった』『腹一杯』で終わりって感じだったな。



「じゃあ、『グリル一平』のオムライスについて少し補足しておこう」



『グリル一平』のオムライスは、中身がチキンライスではなくハムライスだ。


ご飯の量はたっぷり茶碗に2膳分位ある。



「なかなかにボリューミーで、ポイントの一つとしてオムライス全体を包む薄焼き卵がある!」



大きめの木の葉型にまとめられたオムライスは、その大きさにもかかわらず、なんと卵半個で作った薄焼き卵で包まれているのだ!

そのため卵は薄く、パンっと張っており、見た目も美しい!


「薄皮系オムライスの代表だね!」



そして味のポイントは長年継ぎ足して使い続けている『デミグラス・ソース』!


「・・・若干の苦みと、赤ワインの酸味が香る」


因みにタンシチューを注文すると、そのソースで煮込まれたタンが出てくるが、それはさらに濃厚で深い。苦みや酸味がその分増えるので、こちらはちょっと好みが分かれるか・・・。



「下町の洋食屋さんではあるけれど、値段はさほど安くはないので」



しっかり財布の中身を確認してからGO!ということだな。



「是非とも素敵女子とともに!」


・・・不純だな。



 ちゃんと文章っぽくなってきたな。


「・・・エビフライが食べたくなってきた・・」


テンションがそっちにいったか!


へこんでるか、食べてるかだな、キミは!