『妖怪戯曲』 感想とか
いらっしゃいませ。
ああ、ちょっとアートポスターのカタログを見てました。飾ると華やかになるかなとか思いましてね・・・。
印刷と、シルクやリトグラフではやはり大分値段に違いがあるものなんですね・・・。
あ、水は値上げしませんからどんどんどうぞ。
彼は劇団『とり鉄人』の公演、『妖怪戯曲』の上演後の感想なんか書こうとしているようだ。
スタッフにはスタッフなりの、お客さんにはお客さんなりの感想があると思うが?
「今回はべったり現場に張り付いていたわけではないので、そこそこお客さん目線の感想も書けるかなと」
ふむ。ではスタッフ的に、上演や稽古の感想なんかを述べると?
「まず、台本の出来上がりがとても遅かった。作者が『難産でした』と語っているが、上演台本は早く仕上がっていた方が何事もスムーズに運ぶ。当たり前だが」
まあ、世の中には上演前日まで仕上がらないとか、上演直前まで大まかな構成しか分からないとか、たくさん伝説を持った劇作家さんもおられることだし。
「まあね・・・。でも舞台上で表現出来ることは稽古量に単純に比例すると思うし。スタッフワークにも影響するし」
早いに越したことはないと。
では、お客さん目線での感想は?
「時間軸が何度か行きつ戻りつするのでその度に転換するのだが、今回の転換手法が『とり鉄人』には珍しく暗転での転換であった。転換のたびに暗転を挟み、しかも着替えの関係などから暗転自体も長め。個人的にお客として観てたらこれだけ暗転があるとテンポに乗れないなと思った」
暗転は使い方によっては会場の温度が一気に下がるからなあ・・・。他には?
「何だか役者の声が全体的に前に飛んでいなかったような気がする。これもお客さん目線での感想だけど」
ほう。
「声の抜けはみんなかなり良いはずなんだけどね」
とりあえずそんなところか。今回の公演を踏まえてこの劇団もまた色々と試行錯誤して違った展開を見せてくれることであろう。劇団『とり鉄人』第11回公演『妖怪戯曲』についてはこれで終わる。
「まあ、次もがんばりたまえよ!」
戦力外の人なのに、何という上から目線!
劇団『とり鉄人』ホームページ