Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

こぼれ話・2 夜の海に光

 いらっしゃいませ。

 …ああ、水をくみ置きして、カルキ臭がどのくらい抜けるかを試してみてたんですよ。

一晩放っておくだけで、結構改善されるものですね。


こっちの水槽ですか?

この間コンビニで、「酸素をたくさん含んだ水」とかってのを発見して、こうやってぶくぶくコンプレッサーで空気を入れてみたりしてるんですが、何がどう変わったか、そもそも変わってないのかも判らないんですが、全く実感がわきません…。


 こうやって水槽が二つも並んでると、なんだか金魚になった気分になってきました…。あれ?



 また、公演が終了した芝居、『妖怪戯曲』のこぼれ話である。


 それは、さる2010/02/09の事であった。彼はその週末に行われる劇団『とり鉄人』の第11回公演、『妖怪戯曲』の宣伝文を自らの記事にアップした。

http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20100209




劇団『とり鉄人』ホームページ

http://www.geocities.jp/toritetsujin/




「アップしてから何時間かして、修正点とか無いかなと思い、携帯から自分が書いた記事を点検してたんだ・・・」



ふと、記事を読み返してみると、出演者の松浦絵里の所属劇団の「南河内万歳一座」がキーワードして検索できるようになっているのを発見した。



「ああ、さすがは『バンザイ』、ハテナでもしっかりその名を刻んでおると思い、どんな内容で紹介されているのかが気になり、なにげに検索に飛んでみたんだ」



関西の小劇団がどのように紹介されているかが気になったわけだ。



「紹介の文章自体は短いものであった。で、『南河内万歳一座』を含むブログが表示されたとき、自分以外にそのキーワードを記載したブログがまさにその前日にアップされているのを発見した」



有名劇団だからね。そういうこともあるだろう。




「きっと関西の演劇関係者か演劇好きが『バンザイ』の芝居のレビューとかを書いているんだと思い、内容が気になってそのブログに飛んでみたんだ」



 彼は『バンザイ』の暑苦しい芝居が嫌いでは無かったので是非他の方の感想も観てみたいと思ったのだ。ところが・・・




「ページに飛んで驚いた。その記事は関係者しか宣伝しないであろう『妖怪戯曲』を宣伝する記事であった!誰の記事に飛んだのか判らないが、偶然にもハテブロ内の身内のブログにたどり着いていたんだ!」



記事の内容を確認して彼は確信した。



「まっつんさんだ・・・」



その記事の制作者は、過去何回かに劇団『とり鉄人』の舞台音楽や劇中歌の作曲を担当したことのあるシンガー、まっつん氏のブログであったのだ!



takayo blog

http://d.hatena.ne.jp/takayo0801/20100208



「なんたる偶然・・・」



もちろん彼とも面識があり、『とり鉄人』の公演でもご一緒し、まっつん氏のライブにも何度か足を運んでいる。



「広くて、何だか真っ暗な海みたいなネットワークの中で、ふっと偶然にもこんな形で誰かと繋がれるなんて・・・」




なんだか嬉しくなった彼は、帰宅後にまっつん氏のブログを「お気に入り」にして、メッセージをコメント欄に記入した。まっつん氏は、あの引きこもりの彼が、自らブログを行っていることを報告した7人目の人となった。



「これからももしかしたら何か不思議なきっかけで、広大なネットワークの中で誰かと繋がることが出来るかも知れないね・・・」




少し優しい気持ちで今回は終わる。