Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

神戸大丸に『高橋留美子展』を観に行った




 いらっしゃいませ。

 先日、ある温泉に入ったんですがね。なんだかお湯が妙に茶色くて。健康に良いんでしょうが、なんだか気持ちが悪くて・・・。

独特のぬめっとした感じがあり・・・。うたい文句は美肌らしいんですが、なんだか気持ち悪い感じで・・・。濃い目の昆布だしというかなんと言うか・・・。いや、別にだしのにおいなんかしませんけどね。


 いやあ、このヨドガワ・ブレンドのさらりとした感じ。やっぱりこれですよね!




 彼は過日、休養日を利用して、神戸大丸の催し物会場で行われていた『高橋留美子展』を観に行って来たらしい。どうであったか?



「まあ、会場の規模も小さいし、入場料も800円のイベントなんで、そう大したイベントではなかったですが・・・」



ふむ。




「やはりお子様時代に『うる星やつら』や『めぞん一刻』で育った世代としては、かなり感慨深いものがあります」




なるほど。




「まあ、お約束ですがこのような展示会の場合、写真撮影は厳禁でありますので、写真などはございません・・・」



まあ、当然だな。




で、内容的にはどんな感じであったかね。



「やはりフューチャーされていたのは高橋留美子氏の4大ヒット作、『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』。それぞれのポスター用のカラー原稿であったり、コミックスや最近の新書版などの表紙用のカラー原稿であったり、少年サンデーの表紙用のカラー原稿であったり・・・。メインはそのようなカラー生原稿の展示であった」




ふむ。


「あと、『うる星やつら』と『めぞん一刻』は最終回の生原稿の一部を展示してあったな・・・」



キミは連載当時リアルタイムで読んでいたと思うが・・・。




「なぜだかどちらも最終回はしっかりとは読んでないんだよね・・・まあ、大体は知ってたけど」




そのほかにはどのような展示が?



高橋留美子氏が選んだ漫画家やイラストレーターの方34人が自らのイメージで『うる星やつら』のヒロイン「ラム」を描いてみる『my lum』というコーナーがあった」



ほう。



「昨今の人気漫画家からベテラン漫画家まで、なかなかにバリエーションに富んだ人選であった」




ふむ。気に入ったイラストはあったかね。




「・・うーん、いとうのいぢ氏とか、あずまきよひこ氏とか、久米田康治氏とかは個人的に好感がもてましたな。あと中川いさみ氏とか」



で、どうであるかね、全体の感想としては。



「今回の展示のメインはカラーのポスター用の原稿だったりしたわけだけど、その中の数点あったモノクロ原稿にすごく惹かれた。今回の展示会のポスター用のイラストだったりしたわけだけど、こういうモノクロのイラストがグッと来る漫画家さんて、やっぱり実力があるなあと思ったね」




なるほど。




「ストーリーも書けて、画も上手くて、ギャグも小ネタも入れ込めて・・・」




すごい人ですな、本当に・・・。