Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

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CDレビュー 『Waiting to Exhole』 original soundtrack album 

 いらっしゃいませ。


 ・・・ああ、シンクの水垢を落とそうかなと・・・。


洗剤がちょっとすっぱい臭いで申し訳ないですが、気にせず水を注いでください。




 ほとんどが『?』な感じの彼のCDライブラリーから、数少ない一般の方にもお薦めできるであろうCDをレビューする記事の2回目である。まともなCDが少ないために、すぐにネタが尽きてしまうものと思われるが、時々書いていきたいと思っているらしいのでおつきあい願いたいそうだ。


 で、今回はどんなCDをレビューするのかね?




「今回のCDは、大変お世話になっているCDです」




『Waiting to Exhole original soundtrack album』 BVCA-676





「映画『ため息つかせて』 サウンド・トラック」



参加アーティスト


Whitney Houston
Toni Braxton
Aretha Franklin
Brandy
TLC
Mary J.Blige
Chaka Khan
Sonja Marie
SWV
Chante Moore
Patti Labelle
Faith Evans
For Real
Shanna
Cece Winans


Produced by Babyface
1995



「このCDは、映画『ため息つかせて』のサントラで、主演と主題歌をホイットニー・ヒューストンが担当している。ホイットニーはこの映画で主演二作目だったそうだ(1作目は『ボディーガード』)。」




このCDにはお世話になってると書いていたが。





「どこの現場に行っても、ほぼ100%近い確率でこのCDを持って行っている。基本的にサウンドチェックはこのCDで行っているのだ」




ほう。何か理由があるのかね。




「先ず録音が非常に良い。ボーカルの定位も良い。各楽器の定位も良い。ボーカルがしっかりしているので聞きたい周波数帯がはっきりと分かる。低音から高音までバランス良く出ているので、不必要な周波数帯を感じ取りやすい。まあ、要するにレコーディングもプロデュースもしっかりしているので非常にチューニングの目安になりやすいんだ」





ほう。聞いておいてあれだが一般の方にはどうでもいい話であったな。





「・・・他にも現場に持って行く理由として、すべての楽曲のクオリティーがとっても高いというのがある。聴いていてとても心地よい。その当時の旬のブラ・コン/R&Bの女性ボーカリストの珠玉のバラード集でもあるのだ」






なるほど。




「なので、現場でちょっと音を繋ぎたいときや、パーティーのBGM、芝居やライブの客入れ・客だし・・あらゆるニーズに応える超便利CDなんだ」





だから用途はいいんだってば。





「・・・皆さんも、ちょっとホームパーティーがなんて時のBGMとか、夜に一人でグラスを傾けてるときのBGMとか、夜のドライブのお供とかに大変お薦めです!アルバムのクオリティー、ものすごく高い!さすがは名プロデューサー、ベイビーフェイス(Kenneth"Babyface"Edmonds)!」





かなりなお薦め具合だな。





「個人的には名盤だと思いますよ!参加アーティストはみんなものすごく上手いし、カッコイイ!」





それだけお薦めするんだから、映画もさぞかし面白かったんだろうな。






「観てません」




・・・・。




「興行的にはコケ気味であったらしいですが詳しくは知りません。」





まあ、『ボディーガード』みたいな明朗快活な内容ではなかったらしいから、それはそれで仕方がないだろうな・・・。

とにかく、アルバム的には非常に良いということで。






「映画のサントラだからと先入観を持たず、良質な女性ボーカリストのバラード集として、皆さんいかがでしょうか」





・・・だそうだ。これからも皆さんに受け入れてもらえそうな物をご紹介していこうということで、今回のレビューは終わる。