Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

カリスマブロガーへの道?/2

 いらっしゃいませ。


 人間は、「甘み」、「酸味」、「苦み」、「塩味」、それに「うま味」の5つの要素を味覚として感じ取れるそうです・・・。


 今回は特に「うま味」について特化した飲み物のメニューを考えようかと思いましてね!


・・・・えっ、それは『ダシ』?・・・『ダシ』そのもの?

・・それは困りましたねえ・・・。





 彼は今、妄想の真っ最中だ。



「人気ブロガーの人たちはどのように生まれてくるのか・・・・」



・・・面白い記事を書いてると認知されるんだろう?




「世の中には、どこかに人気ブロガー養成所みたいな秘密の機関があるんじゃねえのか?通称『虎の穴』とかって呼ばれててさあ・・・」




・・・無いだろう。地下活動にする必要がないし。ブログに悪も正義もないし。「ミスター・ノー」とか送り込まれてこないし。



「では、なぜ一般の方がネットでちろっと書いているものが、知名度が出て何万ものアクセスを受けたり、出版されたり映画化されたりするのだ?それほどまでに面白い文章なのか?それほど文章が上手ければ小説家になれば良いのにとか思わないか?」




・・口コミってやつじゃねえの?よく分からないけど。




「素人が書いても口コミで売れる?ならプロが書いたらもっと売れる?東野某氏とか村上某氏とかが匿名でブログを書いたら純粋に文章の面白さだけで売れる?」




さあ・・・。




「やっぱりあるんじゃねえか、ブログ養成所みたいなの。下積みからはじめてさあ」




・・さあ。





「『ブログの神様』みたいな人が以前修業時代に住んでました、みたいなボロアパートに、ブロガーの卵達が住み着くんだよ」




・・・。




「で、そこでビンボー生活しながら日々シコシコとブログをみんなが更新し続けてさあ・・」



・・・・。



「なかには個人で書いてる人もあれば二人で一緒に書いている者もいたりして。『ハム』だとか『サラダ』だとか名乗ってるわけよ!」




・・・・・。




「で、ブログの面白さが認められてIT関連のブログを開設してる会社の担当者みたいな人が来てさ、『君たち面白いね。じゃあ、うちでブログ、書いてみる?』みたいな話になって」





・・・・・・。




「無名ブロガーであった人たちがブログの会社のバックアップで露出が増えて、どんどん有名になっていって、そのボロアパートがさらに伝説になっていってだなあ・・・」




・・・・・(なんだ?ブログの会社って・・)。





「後に有名になったブロガーが、その頃の思い出をブログに綴りそれがまた評判になり・・・、『ブログ道』!、そう、『ブログ道』とかってタイトルでさ、」





・・ぼちぼち現実世界に戻って来なさいよ!


まずはその駄文をなんとかせよ!文章力を上げよ、小人よ!