いらっしゃいませ。
行楽に行くには良い季節ですね・・・。
・・・うちの店に行楽に来てくれないかなあ・・。
彼は過日、Piperという劇団(演劇ユニット?)の公演、『The Left Staff』を観に行ったそうだ。今回はその芝居の様子なんかを書いてみたいそうだ。
Piper #8 『The Left Staff』
作・演出 後藤ひろひと
出演 後藤ひろひと (Piper)
川下大洋 (Piper)
山内圭哉 (Piper)
竹下宏太郎 (Piper)
腹筋善之助 (Piper)
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川田広樹 (ガレッジセール)
於 シアタードラマシティー (大阪市北区)
では、あらすじとかを差し障りのない程度に書きなさいよ。
「海底に埋没する新エネルギー『メタンハイドレード』調査すべく結成された団体『NEO』(Next Energy Observulation)。その研究施設には『海の家』と呼ばれる設備があり、そこは『海底調査員選考』のために使用される外界から遮断された部屋なのだ。そこに送り込まれる調査員候補生(公募者)、男6人、女1人。それぞれが地質学者、漁師、海上自衛官、ロボット工学の技師、海洋生物学者、資源エネルギー工学者、NPO団体を主宰するエコロジストとそれぞれの分野のスペシャリスト。彼らは『海の家』で1週間生活し、海底調査員の選考テストを受けなければならない。最終的に一人が海底調査員として選ばれるのだ。そこにはその経過すべてを観察する監視室が設けてあり、非常に大勢の監視者が彼らを監視、実験のために彼ら7人にいくつかの課題などを与えそれを監視し続ける・・・。果たして1週間後、監視者達は誰を調査員に選ぶのか。また、監視者達は7人にどのようなテストを与えるのか・・・」
随分長々と書いたな。
「オフィシャルページの紹介文を元に、まとめてみました」
では、たいしたトピックではないが、今回の観劇メンバーを記載しておこう。
・・・さて、観てみた感想はどうであったかね。
「観終わってまず思ったのは、『きっと初日はとんでもなく面白かっただろうな!』と思ったね」
ほう。
「この作品は、途中何度か、『監視員が被験者に課題を出したりする』という体で、多数決などで上演に参加する形を取っている。大筋のシナリオは変わらないが、このシーンはどの出演者に登場してもらいたいか等で多数決を取り色々なパターンで日替わりの舞台を楽しむことが出来るのだ」
ほほう。
「なので、パターンごとにシーンが違い、出演者もその度に誰におはちが回ってくるのかが多数決を取るその場になってみないと判らないというスリリングな(?)内容なので、初日はドタバタして、緊張感もあって面白かったんじゃないかなと」
なるほど。
「一応誰が出ても基本のパターンは出来ているのでちょっと予定調和的であった。もちろん面白かったけど。Piperメンバーのもっとばりばりのアドリブを期待しすぎてしまった」
さすがにPiperの面々はみんな芸達者のようだな。
「特に山内圭哉氏のアドリブの処理、そして久しぶりに観た腹筋善之助氏の『パワー・マイム』!」
『惑星ピスタチオ』でお馴染みだな!
「本劇中では『ペルー・マイム』って言ってたんですけど、『パワー・マイム』って言わなくなったんですかね?」
他に何か気になった部分はあったかね。
「まず、客演の岡田義徳君、予想以上に器用な方でした」
ほう。
「さすがに舞台慣れしてますね。大変良い感じでした」
なるほど。
では、他の客演の方々はどうであったかね。
「川田広樹氏 (ガレッジセール)は、滑舌も発声ももう一つな感じでしたね。基礎練習しっかりして舞台慣れすればもっと突き抜けるかも知れません」
ほう。
「あと、相武紗季嬢ですが、なかなかがんばっておりましたが、やはり初舞台がPiperでコメディーってのは少々ハードルが高かったかも知れません」
ほう。
「ちゃんとこなしていた分、アドリブっぽい部分ではきっちり型にはまりすぎている感じがしました。あと、台詞のテンポが焦っているように聞こえましたね」
ほほう。
「まあ、それでも良くやっているなと思います。前回途中で出演出来なくなった(ケツをまくった?)A・Hと比べるとスゴイ根性だなと思いましたね」
まあ、初舞台ですからな。
「芝居の冒頭で相武紗季嬢がスーツを着て舞台を横切るシーンがあって、その細さにちょっと驚愕。さすがはアイドル女優」
他になにかあるかね。
「なんだかんだ言っても、やっぱりドタバタの作り方は上手いですね!」
良かったようだね。
「良い二時間半を過ごせました」
良い休養になったようだな。その余韻を持って今回は終わる。