Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

現物を手元に置いておきたくなりませんか?

 いらっしゃいませ。

 ミミズだって、オケラだって、アメンボだって、みんなみんな、水を飲みます。

さあ、人間も!




過日、彼は、神戸市中央区にあるCDショップ『HMV』に向かっていた。2010/05/26、夕刻のことである。




「正直なところ、向かうべき店は別段『HMV』でなくても良かったんだけど、たまたま別な用件で神戸市中央区のど真ん中におり、一番近いCDショップが『HMV』だった」




ほう。
何か欲しいCDでもあったのかね。





「CDではなく、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破 Ver.2.22』のブルーレイディスクを買おうかと思って・・・」




なんと、発売日、即購入?





「たまたま休養日と発売日が重なっただけで、狙って買いに行ったわけではなく・・・。狙うなら予約とかするし」





・・・ふむう。





「なので、究極のところ、ローソンとかが近くにあったら、そこへ行って買っていたかも知れない」




なるほど。




「まあ、何を購入したかの話題は置いておいて、とにかく『HMV』へ向かったわけだ」





ふむ。




「神戸の『HMV』はあまり広い店舗ではないが、大型書店のビルの地下1階を、ワン・フロアすべて使って営業しておった」




ふむふむ。




「なので、エスカレーターで下りていくと、有名アーティストのCDの販促ポップがデンと置いてあり、そのポップに出迎えられるのが常であった」




良くある感じだな。




「しかし久しぶりに店舗へ向かうエスカレーターを下りていくと、目の前に見えるのはポップではなく、若い女性向きの、秋物の服を着たマネキン」




おや。




「一瞬、新手の販促ポップかと思ったが、そういうわけではなかった」





ふむ。




エスカレーターを下りて、向かって右側、フロアの半分がいつの間にやらカジュアルウエアのお店に変わっていたんだ」





なんと。




「フロアを半分に縮小してCDの品揃えがどうなったかは確認していないが、来客数自体は少なかったような気がする・・・」




ふむ。




「CDが売れなくなっているという話を時々耳にするが、こんなにはっきりと音楽業界の不況の様を見せつけられると、結構ショックを受ける・・・」




・・・そうだな・・。




「特に『HMV』の日本法人は厳しい話を聞くのだが、TUTAYAの母体であるカルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)が買うことが決まっているらしい」




それは景気の悪い話だな・・・。




「セルCD屋が、レンタルCD屋に身売りをする状態、かな・・・」




まあ、それよりも以前に、現在の『HMV』の日本法人は、大和証券の子会社が持っているんだけどね・・・。




「もしかしたら全国のHMVが、いつの間にやらTUTAYAに変わってるとかって事もあり得るわけだな・・・」




かなりの店舗のTUTAYAでセルCDを扱っているからねえ・・・。




「個人的にはかなり嫌だね・・・。TUTAYAのアルバイト店員て、音楽の知識も映画の知識も無いような印象があるんだよなあ・・・」




ちゃんと、“『音楽』を売りたい人”に売ってもらいたいと思うね・・・。

音楽業界に不況を憂いつつ今回は終わる。