Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

ブログを読んでいて

 いらっしゃいませ。


 せっかく秋らしい気温になったと思ったら、また暑さがぶり返してきましたね。

でも大丈夫!今日もグラスをキンキンに冷やして、水を飲みましょう!




 彼は、知人のブログを読んでいたときに、何となくブログという物に、懐かしさを覚えたという。
なんだ、懐かしい感じの文章だったのかね。





「うーん、その文章がというより、現在世間で書かれている『ブログ』というものの性質というか、書き方というか書かれ方というか・・・。とにかく、その読んだ文章の内容に何かを感じたわけではなくて」





なんだそりゃ。





「個人のブログって、“日記的”であり、“誰かに読ませる物”であり、“手紙的”であるが“読む相手は誰か分からない”。“身近な事柄”を姿の見えない誰かに読んでもらうために書き続ける・・・」






・・・ふむ。






「これは、なんだか昔、名作文庫か何かで読んだ『あしながおじさん』みたいだな、と思って」






ほう。





「『あしながおじさん』の内容は手紙だけど、現在のブログに何となく似ているなと思って」





・・・そうか?




「“日常の出来事”を、日記ではなく“誰かに読んでもらうもの”として書き、それは“誰か分からない人”に読んでもらうためのもので・・」





うーん、本の『あしながおじさん』は、誰か分からない人ではあるけれども読者である対象は“あしながおじさん”限定であるし。





「・・・まあ、そうなんだけどね。でも、日常の出来事を書いている割には“日記”ではなく、それを日々発信し続けているところとかがなんだか似ているなと思って」





・・・ふむ。





「それが物語にならないのが所詮ブログってことなんだろうけどね。才能ある人はそれをつなぎ合わせてものがたりにするよ、きっと」





なるほど?

まあ、物語にはならないだろうが、少しずつ書き続けていきたまえ。





「・・・・うーん、なんだか意図した内容と違う物を書いているような・・。書くテンションではなかったのかな?文章が上手くまとまらない」




何を意図していたかは知らないが、今回はこのままで無理矢理に終わる。