Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

カオスなんちゃら

 いらっしゃいませ。


 なんだか突然雨が降ったと思ったら涼しい風が吹き出して・・・みたいな天気の今日この頃。

水は季節に関係なく蛇口から供給されておる次第です。では、どうぞ。






 過日、休日に彼ははたと思い当たることがあったらしい。何か思い出したのかね。





「夏の盛りに終わらせた芝居の、機材や何やらなのだが、まとめて押し入れに押し込んだまま全く整理していないことを思い出したんだ」





ほう。





「まあ、大きな荷物はほぼ元通りも場所に収まっているのだが、小物が全く手つかずの状態であって・・・」





ふむ。




「パッチケーブル満載のプラケース(ボテ箱四号機・通称ミニボテ君)と、それ以外の小物と小型機材が満載のキャリーバッグを、全く中身を整理せずにそのまま押し込んでいたことを思い出して」





おお。





「どうりで公演が終わったあとの片付けが早く終わったなあって感じがしてたんだ」





片付けたつもりになっていただけと言うことだな。






「これらを片付けねばと思いたち、押し入れを開けてみたんだけど・・」





ふむ。片付けよ。





「押し入れを開けた時点で挫折」




あれ?!





「キャリーバッグを引っ張り出そうとして、その重さだけで中身のグチャグチャさ加減がイメージされ、それだけで気持ちが萎えた・・・」 






弱い!






「まあ、バッグの中のカオス状態は、荷物を詰め込んだ時点で理解はしているんだけどね、それを改めて開放するというのは、自ら進んで地雷を踏みに行ってる感じで・・・」






そうではなくて、臭いものに蓋をしている状態であろう。







「いや、もちろん分かってるんですけどね・・・。次の機会・・、次に思いたった時には必ず整理します!」






早くしないと中で機材がどうなっているか分からないぞ。






北川悠仁のお母さんて、新興宗教の教祖様なんですか?」






むう、そのようなパターンで話題をそらしにかかるか・・!

早く整理しないと、次に何か使う機会があったときに困るのは君自身なんだからな。

たいした手間でもないのにくじけるんじゃない、小人よ!