Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

久しぶりに・・・!

 いらっしゃいませ。

 一雨ごとに秋らしくなります。どうでも良いですが。




 彼がちょっとだけ盛り上がったらしい。





「何気にテレビを見てたんだ。最近結構気に入ってるCMが流れたんで、チャンネルを変える手を止めてそのCMを見続けていたんだ」





ほう。

因みに何のCMだったのかね。






「なんかダイエットサプリのCM。『いっぱい食べる君が好き。』というキャッチコピーに思わずうんうんと頷いてしまう」





なんだそりゃ。





「まあ、話が飛んじゃうんだけど、男性的には、たくさん食べてくれる女性のほうが好感度高いと思うよ。あ、がつがつじゃないよ。かわいくね。で、食べ終わった後、『ふ〜、おなかいっぱい』とかいっておなかぽんぽんするのもかわいい。あ、パンパンじゃないよ」





・・・・。





「特に、ご飯おごるよとか言われたときは遠慮無く食べた方が好感度高し」






・・・・・。





「自分なんかは特におごりたがりなんで、喜んで食べてる顔を見てるのが楽しいのです」





ぼちぼち妄想の世界から抜け出せ。






「・・・・・・・・・・!・・・まあ、とにかく、このCMには女性ボーカルバージョンと、男性ボーカルバージョンの二種類があったんだ」






ふむ。





「で、その時見てたのが女性ボーカルのバージョンだったんだけど、いつものボーカルと声が違うような気がしてたんだ」






ほう・・。
第3のバージョンか・・。






「かも知れないし、違うかも知れない。とにかくそのままCMを見続けていたら、画面の右下に『川本真琴』の文字が!!!」






ほう?





「なんと、歌ってるのが川本真琴だったんですよ!CMでちょこっと歌ってるだけではあるけど、川本真琴がシーンに帰ってくる予感が!」






どなたですかね?






「略歴をだらだら書くのも面倒なんで、wikiでも閲覧してみてください」


wikipedia
川本真琴

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9C%AC%E7%9C%9F%E7%90%B4






で、このひとが?





「90年代後半、かなり活躍したシンガーソングライターなんだけど、個性的で不思議な歌い方がなかなか希有な存在だった」






ほう。





「そういえば、デビューシングル『愛の才能』が岡村靖幸の楽曲提供で、かなりいけてる曲であった」






ふむ。





「アルバム三枚とベスト盤を残して、メジャーから姿を一時消し、別名義で単発的に活動することはあったけど、まさか、また川本真琴名義で歌っているとは・・・」






・・なるほど。






「06年に、やはりCMソングで歌っていたようだけどそれっきりみたいだったし」






ふむ。





「彼女は決して歌が上手い方ではないと思う(経歴を見ると短大のピアノ科を出ているようだけど)。ほにゃらら歌うし、ピッチは下がるし、リズムはよれるし、ラップに近いような早口の歌詞だし・・・」





ほう。





「でもそれが、彼女の個性であり魅力であった。例えば『JUDY&MARY』(当時)のボーカルのYUKIとかもそうだけど、決して歌が上手いわけではないけど、それが魅力であったと思う。個人的に“個性的”って言葉はあまり好きではないけど、彼女らには当てはまる言葉なのかなと思う」






ふむ。





「とにかく、CMでちらっと歌っているだけだけど、テレビでまた川本真琴の名前が出ているのだから、これは良い傾向に違いないと思うわけです」






なるほど。

ところで、かなり語るということは、キミは川本真琴のアルバムとかを持っているというわけかね。またレビューとかするかね。







「実のところ、一枚も持っていません・・・」






あれ?





「彼女が活動していた時期は、ハードロックのCDばかり収集しておりましたので・・・・」






語ったわりには・・・・。





「まあ、懐かしさもあるのですよ」





まあいい。




「良いプロデューサーが付いて、ヒットが出ればうれしいな・・」





なぜ一枚もCDを持っていないアーティストの名前を見てこんなに盛り上がるのかが今ひとつ理解できないところではあるが、今回はこの辺りで終わる・・。