読書感想文 短編『桜の樹の下には』 梶井基次郎 を読んだ
いらっしゃいませ。
行く川の流れは絶えずして・・・。というわけで、ヨドガワ・ブレンドです。
過日彼は梶井基次郎の短編『桜の樹の下には』を読んだらしい。今回はそれについての感想とか換装とか乾燥とか完走とかをチロチロと書いてみたいそうだ。
どうも本が読めないと最近の記事でもらしていたようだが、読めるようになったのか。
「うーん、今回は短編だったので」
なるほど・・。
「今回も古典なので青空文庫をダウンロードして携帯で読んでいた」
ふむ。
「なので今回も写真はない」
なるほど。
「梶井基次郎は『檸檬』しか読んだことがなかった。今回のはお馴染みの『桜の樹の下には屍体が埋まってゐる!』の書き出しでお馴染みのやつ、だ」
ほう。
では、内容とかに触れてみるかね。
「男は満開の桜のあまりの美しさに惹かれながら恐れを抱く。その美しさの裏に自身の残酷な心を見る・・・。そんな男の一人語り・・・」
ふむ・・。
良く分からない・・?
「『物語』的ではないので。しかも短編なので触れすぎるとずるずると内容を書き連ねてしまいそうで」
なるほど。
「男は桜の樹の下には屍体が埋まっていて、その体液を吸い上げながら桜は花を咲かせるのだと夢想する・・」
おっと、そのまま書き続けるとネタバレしてしまうな。今回もネタバレ注意報ということで。
「その屍体を想像しながら、死を思う自分の残酷さと、その残酷さを快く自分に納得して、改めて桜の美しさを思う」
ふむ。
「幻想的で、残酷でありながら美しい文章。男の夢想する世界がなんだかキラキラしながら紡がれる」
ほう。
「梶井基次郎って美しい文章を書く人なんだと納得してしまった」
なるほど。
「昔『檸檬』を読んだとき、全く意味が分からなかったけど、大人になった今なら何か見えるものがあるかも知れないので、またいつか読み返してみたいなと思ってしまった」
ふむ。
どうもテンションがあれだし、毒の霧も濃いので文章がかなりやっつけではあるが、今回はこのままで終わる。