Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

涙もろい

 自慢ではないが、相当に涙もろい。

自分でも、『え?この程度で泣く?』と思うようなものでも、脳内のどこかの『涙出せ!スイッチ』を誰かが押している。



映画『バック・ドラフト』のラストで、新しく入った新米消防士の消防服を主人公が直してやるシーンで号泣。主人公の兄が死んでしまうシーンは何とかこらえたのだが。



同じく、映画『アポロ13』で、アポロ13号が大気圏に突入して、通信が途絶、長い通信途絶のあと再びNASAと通信が再開されて、全員が『YES!』と叫んだ瞬間、号泣。映画館のすぐ横の席で実弟も見ていたので恥ずかしくてちょっと上を向いて涙をこらえたが、横を見ると実弟も鼻水ジュルジュルであった。涙もろい兄弟。




 まあ、このように涙もろいわけであるが、半年ほど前に小説を読みながら電車の中でグズグズになってしまったことがあった。

 どれだけ泣ける本なのかと思うだろうが、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』であった。主人公と仲の良い同級生が死んでしまうシーンで、電車の中で(比較的空いてはいたが)涙ぼろぼろである。
 元々、その死んでしまうキャラクターは、登場した瞬間から“死にキャラだな?”と分かってしまうような書かれ方で、読んでいる最中から深読みせずともそうなってしまうのは分かっていた。しかしながら泣いた。

 まあ、読んでる最中のテンションとかも関係するのであろうが、涙腺が開くレベルが低すぎ。

 安っぽい人間でごめんなさい。