Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

外出

 いらっしゃいませ。

 一気に冬めきましたね。秋はどこへ行ったのですかね?

 ついこの間まで、秋がこないだの、いつまでも暑いだのの話題だったような・・・。





 彼は過日の休養日、少し自室から出る努力をしてみたらしい。引きこもりのキミもたまには外出をするのだな。





「鋭い指摘ではあるが、かなりな“ヒッキー”な事は否定のしようがない。しかしながらどうしても病院に行かなければならなかったし、前回の休養日あまりに自堕落な一日を過ごしたのでちょっと反省した分もあった。ただ、出かけなかった日に関しては、それなりに出かけない理由とかもあったのだが、それはここでは置いておく」






まあ、要するに病院に行くついでがあったから外出したと。






「有り体に言えばそうなんだけどね。いや、ついでとはいえ、今回は記事のグレードアップに取材チックなことをしようとしてたんだ!」





なんと!






「午前中に病院(何の異常かとかは訊かないでくれ)へ行って、その後銀行へ行く用事があったので電車で数駅離れた銀行へ。わざわざ少し離れた銀行へ向かったのも取材のためだ!!」





おお!





「神戸市兵庫区の新開地近辺に、神戸市内では珍しい鉄道模型カフェがあって」





ほう!





「1,2回行ったことがあるんだけど、この記事を書き始める前に行ったきりであったので、記事にての紹介をしていなかったなあとはたと思い出し、どうせ銀行にも近いし、昼食もそのカフェでとればいいし、記事の充実も図れるし、一石三鳥だと思ってそのカフェに向かったんだ」





ほう。





「“Cafe de train”という店名だった。店内に鉄道模型が走っており、お客さんが持ち込んだ鉄道模型も走らすことが出来るというカフェであった。お好きな方にはたまらんのだろうな。店内の写真をお願いして撮らせてもらって、料理とかの写真も撮って・・・。行って写真撮って飯食うだけで充実の取材だ。理想的」





ふむ。





「などということを考えながら、お店に向かうと・・・」





なんだ?休みとかっていうオチか?






「・・・潰れていた」





あら!





「学研のこども教室になっていた・・・」






なんと!しかも飲食店が潰れて学習塾になるとは・・・!





「取材も出来ず、昼飯も予定していた店で食えず・・・」





あらら。






「結局、いつもの中華料理屋でいつものように定食を食う。ここの記事では既に紹介済みなので、記事的な広がりはゼロであった・・・。美味かったけど・・・」





なるほど・・・。
少々残念な話であるな・・・。







「・・・まあ、特殊な店なので潰れている可能性はあるかなと思ってはいたんだけど、まさか学研になってるとは・・・」






なんだ?
公文とかなら納得か?






「いや、そうではなくて、内装が完全に飲食店向けだったので、潰れて新しい店になっても次も喫茶店かスナックかだろうと思っていたんだ。まさか学習塾とは・・・」






なるほどな。






「まあ、ちょっと目先を変えて違う店にも行ってみたんで、その記事はまた後日に書こうかね・・」





なんだ、もったいぶるな。





「在りし日の店内写真がネットに転がっていたので、一応貼っておきます」






少しの寂しさをはらんで今回は終わる。