Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

リスザル目線

 いらっしゃいませ。


 ・・・どうもあまりに秋が早くに去りつつあるので、秋の味覚ってのを味わっていないような気がしますね・・・。

どうでも良いですが、松茸って、単に臭いだけじゃないかって・・・、

・・・いや、良い匂いですよ!いやあ、日本の秋っぽいなあ!





 今回彼は小ネタを適当に書いてお茶を濁すつもりらしい。





「まあ、たまには。ね」





“ね”ねえ・・・。
まあいい。

で、何を書きたい。







「まず、CD販売の“HMV”の売却先がどうやら決まったらしい」






ふむ。
ネットでは数日前にそんな報道がされていたな。







「レンタルCDの大手、“TUTAYA”を運営する“カルチャー・コンビニエンス・クラブ”(CCC)と長々と交渉していたが、結局金額面やなんかで折り合わなかったらしく、交渉はまとまることはなかった」






ふむ。







「で、新たな売却先に決まったのが、なんと“ローソン”」





ほう。







「コンビニ大手の“ローソン”が、CD・DVDなどの販売網の強化に“HMV”を使おうというのだ」





ちょっと意外かな。






「まあ、業種的には意外ではあるけれど、“ローソン”自体店頭でもDVDを販売してたり、おなじみの“ロッピ−”を使用してのCDなどの販売なども以前から手がけているわけだし、音楽関係の商品の販売に対するノウハウのある“HMV”を買収するのはある意味理にかなっている気がする」






ふむ。






「個人的にはレンタルCDの店に(まあ、販売とかもやってるけど)CD専門店が買収されるより、余程良い関係が築けそうな気がするね」






ほう。





「“ローソン”はCD販売の、特にネットショッピングに関する強化がなされ、“HMV”側は、資金と“ローソン”が販売する物販なんかをラインナップに取り入れることが出来る。悪くないと思うけどね」






ふうむ。





「“CCC”が買収しても、最終的にはもてあまして、結局全部“TUTAYA”にしてしまうのがオチ、という気がしてたんでね」





そんな。






「まあ、個人的な意見なんで。気にしないで」





・・・・。





「まあ、今後“ローソン”が店舗を継続して営業させるか、それともネット販売専門にするかはまだ不透明ではあるけどね。ただ、“ローソン”側が、ネット販売に対しての“HMV”買収は確実なので、果たして店舗での営業を継続できるかどうかはかなり不透明だね」





なるほど・・・。






「これが小ネタその一」






その二は?







「俳優の水島ヒロ氏が、ポプラ社小説大賞という、賞金2000万円の文学賞の大賞を受賞した」





・・・ああ。






「処女作であったらしい」






ふむ・・・。






「以前から何か書いていたのかなあ・・・」






さあ?





「このての文学賞って、そんなに簡単に獲れる物なのか?」






・・・さあ?






「世の中には、たくさんの、作家や、作家の卵や、作家の端くれや、自称作家や、自称ライターや、自称エッセイストやら、作家志望やら、そんなのが本当に沢山いるわけで」







ふむ。






「そんな人たちが日々、世間に認められようと文章を書く練習をしたり、アイディアを捻り出そうと躍起になったり、他人の文章を研究しようと沢山本を読んだり、合評会みたいなところに行ったり、文学賞に応募したり、雑誌に投稿したり、出版社に持ち込みをしてみたり・・・。とにかく、有象無象の人たちが“書くこと”でご飯を食べよう、“書くこと”で世間に認められようと、ひたすら原稿用紙を書き散らしているわけですよ。まあ、最近は原稿は全てPCで打たれておるわけですが」






そうだな。







「書きたい作品が認められず、雑誌とかに記事(雑文)を書く日々が続いている人だっています。持ち込めど持ち込めど全く相手にされない人もいます。そこそこ文章は書いていても鳴かず飛ばずの人もいます。何とか自分の書きたいものでご飯を食べられてても、賞レースには全く見抜きもされない人がいます」






ふむ。






「そういう人たちが、アイディアを練ってねって練りまくって、推敲を重ねに重ねまくった作品達より、この間まで俳優をやっていた方の処女作が賞レースのトップに立ってしまうこの現実・・・」







・・・ふむ。







「氏の作品はどれくらいすごいんだろう?」





さあ・・・。





「なんだか世の中が分からない・・・。皆さんはこの現実についてどう思う?」





ふうむ・・・。
あまりメジャーな文学賞ではないが、沢山の応募の中から選ばれたというのは確かにものすごいことだな・・・。


しかし、キミはずいぶんと微妙な感じで問題を提起してきたな・・・。





「・・・あ、こういう小さな話は、また時々書いていくつもりです」


完全に投げっぱなしであるが今回はこのままで終わる。