Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

続けるを続ける

 いらっしゃいませ。



 どうですか?最近。



・・・へえ。


なるほど。


それはそれは・・・。






 彼は、なんだか自分の書いた記事の、昔々を読んでみたらしい。





「いやあ、ちゃんとしてますね。数ヶ月前のことではあるんですが」




ほう。





「なんだか、『ちゃんと書かなきゃ!』って感じがする文章で、暑苦しいんですけど好感が持てますね・・・。それに比べてここ最近の文章は・・・」





なんだね。






「まとまってはいるんですが、なんか微妙に力を抜きすぎている気がして・・・」





ほう?





「初期衝動というか、なんというか、押してくる感じというか・・・」




ふむ・・・。




「なんだか丸くなってしまったロックンローラー?良く分からないたとえですか?」





ふうむ。

まあ、分かるような分からないような・・・。






「『なぜ書くのか分からないけど、とにかく吐きだし続けよう』いう感覚がちょっとすり減ったのかも・・・」





ふむ・・・。






「こんな事ではダメ、ですかね・・?」





ふうむ。





「・・・また、がんばって書きます。がんばって『何か』を吐き続けます・・・」




妙に臭いが、臭いまんまで終わってしまおう。彼ががんばろうと思っている間に。