いらっしゃいませ。
雪見酒・・・、もとい、雪見水、ですね・・・。
彼は、過日の2011/01/14、素敵女子のMS嬢と観劇に行ったわけであるが、それまでの午後の一時を優雅にホテルのカフェで過ごしていたらしい。全くもって偉そうなご身分である。
「神戸はハーバーランドにある、ホテルオークラ神戸のロビーにある、カフェレストラン・カメリアでネットでやたらと話題になっているフレンチトーストを食べてきたのだ!」
ほう。
「ネットで、“死ぬほど美味い”なんて見出しが踊っていたので、せっかく近くにあるんだし、冷やかしに行ってみるかと思い、さすがにオークラにボッチで(しかもオッサン一人で)突撃するのも苦しいものがあるので、観劇ついでにMS嬢を引っ張っていったのだ」
ふむ。
「最初に三ノ宮で買い物をして、その足でハーバーランドへ向かったのだが、シャトルバスを待つのが面倒だったのでタクシーでワンメーターだしと思い、タクシーで乗り付けることとした。荷物も大きかったし」
ふむふむ。
「タクシーからキャリーバッグを持って降り立つ男女。宿泊客だと思われたらしく、ベルボーイがすぐさま飛んでくる。当たり前だが」
そりゃそうだ。
「それだけで、正直、非コミュ・非リア・引きこもりの社会生活不適合者であることを露呈してしまいそうになってしまったが、何とか持ちこたえて偉そうな顔をして、カフェレストランへ行きたいことを告げると、さらにもう一人案内係が増えて二人がかりでカフェへ案内された。さすがはオークラ。客なのに恐縮してしまいそうで、虚勢を張るのがやっとであった・・・」
さすがは天下一の引きこもり民。
案内係と会話するだけでも心拍数がハンパ無く上昇していたのであろうな・・・。
挙動不審具合が目に浮かぶようだ・・・。
「しかし、さすがはオークラ。ロビーに案内の係が多い。客がちょっとふらふらしていると、すぐに“どちらへいらっしゃいますか(にっこり)?”と、ちょっと偉そうな人が声をかけてくる」
ふむ。
「それだけで正直心臓が止まりそうなのであったが・・・」
弱すぎる・・・!
「無事にロビー奥の“カフェレストラン・カメリア”へたどり着いた。で、目的のフレンチトーストのセットをオーダー」
ふむ。
「このフレンチトーストは、ブレックファストタイムと、ティータイムにしか出していないということで、今回はティータイムを狙っていった。因みにティータイムでは、ブレックファストの半分の量しか出てこないようだ。沢山食べたい人にはちょっと物足りないかも知れない」
ほう。
「注文してから焼き上げるということで、10分以上待った。ただ、最初に15〜20分かかりますと言われていた時間よりは早くに焼き上がってきた」
ふむ。
「では名物・フレンチトースト、どーん」
おお。
「見た目は、まるで厚焼き卵に果物が添えられている、といった感じ。パンの耳は切り落とされている」
ふむ。
「卵液に丸一日つけ込んで、15分かけて焼くフレンチトースト。ほんのりとシナモンの香りがするが、それほど嫌みではない」
ふむふむ。
「フォークで押してみると、中までむっちりと詰まっている感じがする。弾力でふわっと押し返してくる感じ」
ほう。
「これに、バター(おそらく無塩、もしくはかなり塩気を控えたもの)、蜂蜜、メイプルシロップがついてくる」
ふむふむ。
「では、断面ショー!どーん」
まさに、厚焼き卵・・・。
「食べてみると、とてもふわふわ。そしてむっちり。パン・プディングの様な感じを想像していたんだけど、もっと厚焼き卵感が強い。甘さもかなり控えめで、『お菓子』的ではなく、『朝食』的な感じ。もちろんティータイムにもOKだけど」
ほう。
「究極、醤油を付けて食べても大丈夫かも知れない」
ええ?!
「まあ、やらないけど。個人的には、バター+メイプルシロップで食べるのがいけておりました」
なるほど・・・。
「食べるだけ食べて、また偉そうな顔をして、帰りはシャトルバスで三ノ宮まで帰りました」
ほう。
「なかなか面白い体験であったので、興味を持たれた方はどうぞ」
ふむ。
「さすがは藤原紀香と陣内智則が披露宴をあげたホテルだなあと・・・」
そこは触れてやってはいかんだろう・・・。
「そういえば、個人的には初詣も生田神社であった。どうでもいいが」
だから引っ張る話では無かろう・・・。
まあ、良いか。
なぜ最後は黒歴史で終わるのかは分からないが、今回はこの辺りで終わる。