Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

読書感想文 『チャンネルはそのまま!』 第3巻 佐々木倫子 を読んだ

 いらっしゃいませ。


 当店がオープンしてから400日を超えたそうです。


 ・・・どうやってこの来客数で400日を超えることが出来たのか・・・。


 いやあ、奇跡奇跡。





 彼は過日、佐々木倫子氏の漫画、『チャンネルはそのまま!』の3巻を読了したらしい。今回はそれについての感想とかを書きたいそうだ。


全く、漫画三昧であるな。確かまだ読みかけの小説があったような気がするのだが?









「・・・読みかけのサスペンス小説は、三分の一くらいを読み終えたところで、カバンの底に沈んだままです・・・」





むむう。






「しかも、『荒川アンダーザブリッジ』の7巻から11巻を、また勢いで買ってしまったので、次はそれに取りかかる感じで・・・」





・・・キミはただでさえリスザル脳であるのに、漫画ばかり読んでいてはさらに知能が下がっていくと思われるぞ・・。






「・・・この後はしばらくは読まないと思いますので・・」






まあ、良い。

で、今回は『チャンネルはそのまま!』の第3巻の感想ということだが。







「いやあ、相変わらず佐々木氏の漫画はぬるい!!良い意味で!!!」





・・・褒めているのか?





「絶賛です」






ふむ・・・。





「血で血を洗う(?)、放送局の報道部を、ほにゃららと生きていく主人公、雪丸花子。そのほにゃらら感がたいへん秀逸」





ほう。






「佐々木氏は、こういうぬるい作品を書かせるとその魅力が冴え渡りますな。『動物のお医者さん』もそうですが、きっちりしてそうな世界を、ゆるーく見せてくれる。そのゆるさがたまらなく素敵」





ほほう。






「今回特に感じ入ったのは、ほにゃらら過ぎて取材が遅い雪丸の原稿を、放映時間ぎりぎりで編集作業をこなす・・、もとい、こなしてしまう、こなさざるを得ないプロフェッショナルな裏方さん達の話が何となく身につまされて面白かった」






ほほう。





「どこの世界でも同じだが、やはり最初の原稿が遅いと裏方さんは何とかして間に合わそうと必死になる。無理だとケツを捲りたくなるような状態でも、なぜだかケツカッチンで仕上げてしまう・・・。ものは間に合うが、スタッフは半死の状態になってしまうのだが」





ふうむ。






「幕は開いてしまう、放送は始まってしまう、出版日が来てしまう・・・とかとか」





まあ、なんにでも期日というものはあるわけだ。





「必死こいてやっちゃうんだよなあ、裏方さんて。ちょっと身につまされてしまいました」






ほう。





「まあ、そんな内容の話でも、この漫画の場合、ほにゃららっと読ませてくれるわけなんですけどね」





ふむ。





「まあ、佐々木氏の作風が好きならおすすめです」





なるほど。

ちょっと適当な感じではあるが、今回はこの辺りで終わる。