Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

花隈界隈をちょっと歩く/関帝廟

 いらっしゃいませ。


 ・・・え?メガ盛り


・・・金だらいに水を入れるくらいしか・・・。





 彼は過日、昼食を食べに花隈界隈へ出かけたときに、その辺りをちょろっとだけ歩いたらしい。前回そのことについて書いたが、続きを書こうという気らしい。






「まあ、記憶が新しいうちに書いてしまいます」






適当なことをのたまっているが、ちょっと書くネタがあってホッとしている様はありありであるな。まあ良いが。







「花隈を少し北へ向かって歩いてみた」




ほう。





「この近辺をもう少し北東へ移動すると、兵庫県庁や兵庫県警の本庁舎などがあり、沢山の方が働いている。そうした人の昼食のために、隠れたおいしいお店が結構あるという噂を聞いたことがある」





ほほう。





「ぷらぷらと歩いていると、とんでもなくおいしそうなカレーの匂いがするお店を発見した!」





ほう。





「“マルシェ”という店名であった。食べログで見るとなかなかの評判の洋食屋さん。いつか行くことがあるかも知れません」






写真などはないのだな。






「残念ながら撮っておりません・・・。お店のホームページがありましたので、リンクを貼っておきます」

http://www.hi-net.zaq.ne.jp/marche/






洋食とカレーのお店なのだな。まあ、機会が有れば行ってみればいいだろう。





「やはりランチのおいしそうなお店が隠されている街のようですな。探索すると面白そうです」






なるほど。





「コースを西へ向けて、もう一つの“お寺”を訪ねていく」






またお寺か。






「これも神戸的なお寺ですね。中山手にある中国のお寺、『関帝廟』へ行ってきました」






ほう。






「港の街・神戸には、1万人近い華僑の人々が暮らしているそうだ。その華僑の方々の、仏教寺院が『関帝廟』」







ほほう。






「一応仏教のお寺であるが、祭壇の中央でお祀りされているのは大日如来とかではない。古代中国の英雄的武将、関羽が神様として祀られている」






ほう。






「誠実で義理堅い人であったとして、中国で大変に人気のある英雄だね。英雄としてだけでなく、商人の神様として人気があるそうだ」






ふむ。





「二度目になる関帝廟訪問。外壁からして中国的」









赤いな。





「正面入り口へ。春節祭の期間であるが、人影はない」








装飾が鮮やかだな。







「“登竜門”とも言われる中門。よく見ると手の込んだ彫刻が」









ほほう。





「中門をくぐって本堂正面へ。規模的にはあくまでこぢんまりとしている。赤というか、オレンジというか、とにかく屋根瓦が鮮やかだ」









派手であるが、意外に厳かな雰囲気でもあるな。





「ご本尊にあんまりパシャパシャとシャッターを切るのもはばかられるんだけど、一枚だけ写真を撮ってきた。中央に関羽達、上手(かみて)に仏教の神様である聖観音達、下手(しもて)に道教の神様である天后聖母(媽祖)達。詳細は調べてません、すいません。因みに関羽の上手には養子である関平(かんぺい)、下手には関羽に仕えたとされる武将、周倉(しゅうそう)が祀られている」












ほう・・・。





「ついでに言っておくと、周倉はどうやら物語の中だけに出てくる架空の人物らしい(正史には名前が出てこないそうだ)。中国では関羽によく仕えた忠義の士として、墓まで勝手に作られているらしいが」





ほう。





「上記の写真は本堂の中で撮っている。入っても良いのかなとちょっと不安になったのだけれど・・・」






良かったのか?本当に。





「中にこれを発見した。セルフ中国式おみくじ。お金を入れたらご自由にどうぞというスタンスで置いてあるので、どうやら立ち入り禁止というわけではなかったようだ」










ほう・・・。






「なんだかこの大きな柿の種みたいな物を二つ投げて、裏表が出たところでくじを引けという説明書きがあった。この柿の種チックな物は宝貝(パオペイ)というのだそうだ」











封神演義っぽい。






「で、この宝貝を投げて拾ってを繰り返しているときに悲劇が起こる」






おお?





「床に投げた宝貝を拾おうとしたところ、痛めている背中に激痛が走り、その場にしゃがみ込んだ状態で動けなくなってしまった」





あららら。






「しばらくして痛みはひいたものの、立ってしゃがんでの動作は危ないと判断、片膝を点いた状態で宝貝を床に落とす形に変更をせざるを得ないことに」






ふうむ。





「何とか三投目に、表裏の状態になったので、竹のくじをひき、その番号のおみくじを棚から取り出した。料金200円なり」












お任せスタイルが、なんだか田舎の野菜直売所みたいだな。






「で、最終的にひいたおみくじがこれ」








なんだか漢文で良く分からんな。





「裏面に日本語訳的な物が」








ふむ・・・。





「なんだか、吉運の者同士が出会うと仲良くなる。ましてや、相手が諸葛亮クラスの軍師なら、苦労しないで成功する、みたいなことが書いてある。良く分からんが、そんなに簡単に諸葛亮クラスの天才に出会えるとは思えないんだが。



“こころ”として、


貴人に逢うこと遅し。争いごと直ちに終わる。功名も成る。病は癒える。財産ゆとりあり。縁談も良し。手紙を出せばすぐ返事来る。


だそうだ。」






・・・当たってなさそうだな。





「まあ、背中の痛みもじき治まるんでしょう・・・。信じる者は何とやら・・・」






なるほどねえ・・・。





「本殿の外に出ると、やはりコンデジで写真を撮っている人がいた。ちょっと珍しいお寺だからね。まあ、そんな花隈界隈訪問でありました」






ふむ・・・。

ちょっと普通の記事っぽかったな。また何か人様にお見せ出来るようなことがあれば記事にするように。




今回はこの辺りで終わる。