Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

元町商店街を少しだけ歩いた

 いらっしゃいませ。



 徐々に暖かくなってきましたね。


まだ“春めく”という感じではないですが。





 彼は過日、阪急花隈駅の北にある洋食屋『マルシェ』でランチを食べた後、少々余った時間でずっと南にある元町通り商店街をぶらぶらしてみようと考えたらしい。


余程暇であったようだな。






「ちょっと家に帰りたくない仔であったのです」





なんだそりゃ。






「とにかく、洋食屋『マルシェ』を出た後南進、JRの高架を越えて元町通り商店街まで下りてきた」






ふむ。






「途中横切ったJRの高架下は、神戸でも有数のアンダーグラウンド商店街、通称“高架下(高架下商店街)”。JR三ノ宮駅からJR神戸駅まで続く、長く、ディープな商店街なんだ。特にJR元町駅から西は、通称“モトコー”と言われる(元町高架下商店街)、妖しい世界。いつかこの記事でも紹介するかも知れない。ただ、何せ長い距離の商店街なので、なかなか記事にしにくい場所であるのだが」







ほう・・。高架下・・・。








「昔に比べると、全然安全な場所になりましたけどね・・・。それでもなかなかにオモシロイ場所ですよ」






ふむ・・・。







「今回はあやしい“高架下”はスルーして、一般市民が集う、明るい商店街まで南へ下ります。良く歩く商店街ですが、改めて見ると何か発見があるかも知れません」






そうだな。






「元町通り5丁目近辺にたどり着いた」





ふむ。






「まず目に飛び込んできたのは、この記念碑的なヤツ」






ふむ。





「この通りが昔の西国街道の跡地である、と言うことに対する記念碑らしい」






なるほど。

しかしキミの日本語は相変わらずあやしいな。バカ丸出しだな。






「それに関する偉い人の説明文」








なるほど・・。





「あんまり良い写真じゃないけどがんばって読んでね。内容拾って書くの面倒くさいんで」






出た!投げっぱなし!!






「文中に、走水(はしゅうど)村という地名が出てくるんだけど、この地名は今にも伝えられているね。この記念碑からもう少し西に、走水神社(はしゅうどじんじゃ)という小さな神社が今も残っている」






その写真は?






「無い」






撮りに行かなかったのか?







「東向いて歩き出したばかりだし。わざわざ西に向いて歩き直すのって面倒くさいじゃないか」






・・・わずかな距離なのに・・・。






「昔の地図とかね」








また投げっぱなしたな・・・。







「元町5丁目辺りから、東に向いて商店街を歩いてみよう」








ちょっと人通りが少ないかな?






「この辺りは少ないね。東へ向かうとどんどん多くなっていく」





ふむ。






「これはもう4丁目に入っているのかな?神戸としては珍しい店がある。中古Macの専門店」










ほう・・・。






「東京・秋葉原や、大阪・日本橋なら珍しくも何ともないと思うんだけどね。神戸には珍しい存在かな。自分の記憶が正しかったら、ここは元々出力屋さんだったような気がするんだけど、いつの間にやら中古Macの店に」






ほほう。





「店内には往年の(多分)classicⅡ筐体の物から、iMacから、(多分)インテルMacまで、ガシャガシャと無造作に積まれた状態である。お店のPOPには、『古い外観のものでも中身は最新です』みたいなことが書いてある。どうやってるんだろうね。マザ−ボードごと交換しているのだろうか・・・?」






ふむ。
知りたいなら買ってみたまえよ。







「・・・いりません。・・・ともかくさらに東へ」





・・・うむ。





「もうすぐ3丁目という地点で南を見る。通りのはるか向こうにポートタワーが見える」










ほう・・・。





「三丁目と4丁目の境にある仏壇屋で、こんな物を見つけた」







“全品ロウソクで出来ています”?






「『故人の好物シリーズ』なんだそうだ。好物をお供えするわけだ。例えばこんな感じ」







寿司型ロウソクかあ・・・。右はお好み焼きロウソクか・・・。





「まあ、こういった業界も色々と考えているわけだ」






なるほど。





「仏壇屋の少し南に、神戸のミリタリー好き御用達の店『イカリヤ』がある」









ほう・・・。





「アーミールックみたいなのとか、カモフラチックな物とか、***軍払い下げの物とかが欲しい方はこちらの店がおすすめだな。因みに、“高架下”の一番西の外れにもお店がある」





なるほど。






「元町通3丁目に入った、かな。さらに東へ歩く」








うむ。




「三丁目にある、極めて怪しいカステラ屋」









ほう・・・。





「“元祖”などと掲げてはいるが、もちろん元祖なわけがない。まあ、確かに昔からこの場所に店があったのは事実だが」






・・・ふむ。






「店の宣伝テープを拡声器で大音量で流し続けて、近隣のお店達とトラブルの絶えなかったお店であった。なかなかにトンデモカステラ屋。向かいにあったお店は騒音に耐えかねたのか、いつの間にか無くなっていた。その後、余程自治会辺りからきついクレームがあったのだろう。10年ほど前からテープを流さなくなった。音が無くなると、人気が無くて不気味さを増す・・・。正直気味が悪くてこの店には入ったことはない。しかし、近隣とのもめ方の感じから、かなりなDQN店であることは間違いないと思われる・・・。あ、この程度で炎上とかしないでね・・・」







・・・炎上するほどこの記事のアクセス数は多くない・・・。余計な心配だな・・・。







「さらに東へ歩こう」





うむ。





「ぼちぼち人通りが多くなってきたところにある真新しいお店、『はらどーなつ』」






ほう。







「もともと湊川にある古いお豆腐屋さんなんだけど、豆腐を使ったドーナツを作ってドーナツ屋さんを始めて、それがおいしいと口コミで評判になり、各地に支店を出すまでになった。これはその元町店」






ほう・・・。





「本店を知っているだけに、最近の人気にはちょっとうれしい驚き。・・・・あれ?ここはもう2丁目かな?まあいいか」






いい加減な。





「さらに東へ歩こう。すいすい」






うむ。





「小さいお子さんをお持ちの(ちょっとハイソな)方御用達のお店、『ファミリア』本店」







いかにもな可愛らしい店構え。






「神戸市民的には、子供服だけでなく、“私学の女子高生の通学用サブバッグ”のお店、と言う印象がある」







ほう。





「他府県民には全く理解出来ない話であるのだけれど、神戸市内の、良家のお嬢様が通うような私学の女子高生は、なぜだかファミリアの手提げバッグを通学用のサブバッグとして持つ」






なぜ?






「・・・なぜだろう?一説には、お母様が幼少時に持っていたファミリアのバッグを、お嬢様にも持たせていたのが、いつの間にか色々な私学の女子高生に広がっていった、という説がある。まあ、それが真相かどうかは定かではないが。各私学とも、別に学校指定でファミリアのバッグを使えと言っているわけではないようだ」





なぞだな・・・。






「神戸市内で、ファミリアのサブバッグを持っている女子中学生や女子高生を見つけたら、“あ、ちょっとこの子は良いとこの子なのかも知れない”なんて想像をはたらかせてみても良いだろう。因みに公立高校に通う女子高生には、この風習は見られない。自分が通っていた公立高校にもいなかった。そういえば。・・・庶民ということか・・。まあ良いけど」







ひがむな。






「さらに東を向いていく」







うむ。




「いよいよ元町通り商店街の東の端へたどり着いた。元町一丁目。ゲートの向こうに神戸大丸が見える。」






おお。






「信号をさらに東へ渡って、大丸へ行ってみよう」









老舗だな。





「大丸の北側の通りを東へ歩く」







タクシー乗り場になっているようだな。





「さらに東へ歩いて、大丸の北東の角から南を向くと・・・」








うん?






「オープンテラスのカフェが遠くに見える」






ほう。




「大丸に併設されているUCC系のカフェ、『CAFFERA』」







・・・ほほう。






「正面にまわってみた。通りの向かいから撮影」








ふむ。

食べログに記事がありましたので、リンクを貼っておきます。

http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000279/






「このお店は、『ジャパンバリスタチャンピオンシップ2007』という、バリスタの世界大会で、カプチーノ賞を受賞した方が所属しておられるお店だとか。せっかくそういうお店にたどり着いたんだから、一杯飲んでいきますかね。というわけで入ってみた」








ふむ。






「この店は何回か来ているんだけどね。カプチーノやラテはさすがに手を抜いていないなと思いますね」






ほう。






「外のオープンテラスは喫煙席、大丸館内の席は禁煙席。今回は建物の中の禁煙席へ」






ふむ。






「・・・が、着席したが、店員さんがいっこうにオーダーを訊きに来ない。何度も店員さんは横を通り過ぎるが、まるでそこに客など座っていないかのような扱い。“いらっしゃいませ”と言われて入ったにもかかわらず、まるで置物のような扱い」








あら。





「基本、こんな事でごねたりしない、“良いお客さん”なので、じっと我慢の子であったが、さすがに五分近く放置されると、こちらもイラついてくる。後から来たお客には水とメニューを持って行っているのに、まるで居ないかのような扱い!!店員さんにちょっとガンを飛ばしながらメニューを頼んだ」






うむ。






「水とメニューを持ってきた店員さんは、なぜだか水を持ってくるのが嫌そうな感じ。なんだそりゃ。とりあえずカプチーノとフルーツタルトをオーダー。ちらっと目を見てやると、“ただいまオーダーが立て込んでおりますので、少々お時間がかかります”みたいなことを言いやがる。さんざん放置して、まださらに待たせるのか?さらにいらついてしまうが、理性でそれを押し殺した・・・」







うむむ・・。






「“時間がかかる”とかいっておきながら、意外にカプチーノだけ早く届いた。どっちやねん!という感じ。ケーキは別にその場で作ってるわけじゃないんだから、一緒に持ってこられると思うんだけどねえ・・・。待つ事さらに三分、やっとケーキも到着した。とりあえずカプチーノとフルーツのタルト、どーん!」










・・・ふむ。






「注文すると、葉っぱの形や、ウサギさんやクマさんの絵を描いてくれる。いわゆるラテアートというヤツだな。興味のある方は店員さんに訊いてみると良いだろう」







ふむふむ。






「因みに、料金はオーダーが揃った時点で席にての支払いとなる」






ほう。







「とにかく、何度か通ってはいるが、こんなにほったらかしにされたのは初めて。オッサンの一人客だからといって、それはないぜ。ウザい客なら、ごねまくってるところだ」





ふむう・・・。





カプチーノを飲み終わり、さらに東を目指そうかと思ったが、変なタイミングでおなかの調子が悪くなり、大丸のトイレを借りる羽目になってしまった。まあ、区切りも良いので、今回はこの辺りで終わっておこうと思った。なので記事もこの辺りで終わることになる」






結構書いたな。







「面倒くさかった・・・。もうこんな長いのはしません。後悔してます」






まあ、一度で書かないでも、二度三度に分けて書くとかで良いんじゃないか?


とにかく今回はこの辺りで終わる。