Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

すっきり

 いらっしゃいませ。


 今日は丸い氷を用意しましたよ。あ、製氷皿の関係で、全部で10個しかないんで、1個だけにして下さいね。





 彼は過日、河川敷のススキの群生の如くに伸びっぱなしであった髪の毛を切りに行ってきたらしい。

で?




「あらかじめ言っておくけれど、今回の記事には特にオチもトピックもない」






・・・それは書く意味がないのではないか?





「・・・有り体に言えばそうなるな・・」





なんだそりゃ。





「いつも行く美容室なのであるが、多分お客としては大変問題がある客に違いない」






まあ、オッサンが美容室に行っている時点で結構なアレだと思うのだが。






「基本的に脳内に、“こんな感じにして欲しい”という具体的なビジョンを全く持たずに行くので、かなりスタイリストさん泣かせではないかと思う」






ほう。





「今回も正直全くビジョンがなかったので、『どうして良いか分からん!』と言うと、『じゃあ、良いようにしましょう!』と言ってくれた」






ふむ。






「因みに、究極どうして良いか分からないときには、『・・・男前にして』と言ってみたりする」






・・・サイアクだ・・!






「そんなときでも『じゃあ、男前に(ニッコリ)!』と言ってくれるのである。大変に楽、かつ、大変に頼もしい」







・・・お客もちょっとくらいはこだわるべきだと思うが・・。






「『餅は餅屋に』・・・だろ?」






何を爽やかに言ってるんだか・・。
基本的に投げちゃってるわけだ。投げっぱなし状態であるな。






「“投げっぱなし”というより、“身を委ねている”とか、“信頼関係が成り立っている”とか、そういう感じで表現してもらいたい!」






さいですか。






「しかし、人様にシャンプーしてもらったりするのって、かなり気持ちいいよねぇ」







ほう。






「シャンプーなんて、普段ちょっとワシャワシャするだけじゃん。なんかしっかり汚れが取れている気がするし」





ふむ。






「一生懸命やってくれるアシスタントさんなんで、大変に好感度高し。素敵だし」






・・・・ほほう。

で?






「・・・それだけ」





・・・本当に、本当に何もなかったな!

・・・・・・・まあ良いか。




今回はこのもやもやした感じのままで終わる。