Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

“Xperia arc” (SO-01C)の実機を見てみたいと思ったが

 いらっしゃいませ。


 暖かい日って、なんだか霞んで見えるような・・・。

・・・これって黄砂がとんでますか?もしかして。




 彼は過日、量販店に行ったついでに、発売されたばかりのソニー・エリクソンスマートフォン、『Xperia arc』(docomo)を見てみたいと思ったらしい。

見ることは出来たかね。





「残念ながら、実機を触ってみることは出来ませんでした。モックアップに並んで、実機にケーブルが刺さった状態で置いてあったんだけど、なぜか電源が入っていなかった。こっそり電源ボタン長押しとか試みたんだけど、起動することはなかった」






店員さんを呼べば良かったのでは?





「なんだかかなり熱心に説明を聞いているお客さんがいて、その人に色々と説明しているところであったので、ちょっと気が引けてしまった。こちらは完全に冷やかしだからね」






それはまた奥ゆかしいことで。






「ネットとかで情報を見る限り、さくさく動く感じは明らかに初代の『Xperia』では比較にならないだろう。CPU周りののクロック周波数が同じとは言え、グラフィック関係などはかなりテコ入れされているだろうし、Android OSもVer,2.3だし。OSが新しいとそれだけ処理が合理化されているので、さくさく感は増す。元々OSをVer,1.6で開発され、それを2.1にバージョンアップしている初代Xperiaとは全く違った操作感ではないかと思う」







・・・ふむ。

買い換えたいのかね?







「いや、それは無い。二年の契約期間は全うするつもり。来年の九月までかな。でも、やっぱりソニー・エリクソンの新機種って気になる。買い換えないまでも、触ってみたいなくらいの興味は覚える」






ふむ・・・。






「まあ、とりあえず電源が入っていない実機で、持った感じだけでも思い、手に持ってみた」







ふむ。






「まず、第一印象は、SO-01B(初代Xperia)に比べて、ずいぶん軽くなった」






ほう。





「スペック的に観ると、約20グラム軽量化されている。20グラムは、確実に体感出来る重量差がある」






ふむ・・・。
(因みに、SO-01Bは、約139g、SO-01C“arc”は約 118g)






「次に、圧倒的な薄さに驚く。全体的な薄さに関すると、MEDIAS N-04Cの厚さ7.7ミリというのにはかなわないが、手に収まる部分に関しては、“arc”も8.7ミリしかない。非常に収まりが良い」






ほう。






「“arc”の液晶画面は、4.2インチと大変広い(大きい?)。初代が4.0インチであったので、実際に見てみるとかなり大きく広くなった気がする。ただ、画面が広くなったので、デザイン的にはなんだか間延びしてしまったような印象を受ける」






ふむ。






「ただ、大きいからと言って、手に余るという感じではない。アーチ型のデザインと、その薄さが持ちやすさに大きく貢献していると思われる」







ほう。






「うーん、それでも、ちょっと大きいかな・・・?」






まあ、見やすくなって、タッチ操作も容易になって、ということだろうな。






「・・・まあ、持ちやすく、大きく、軽い。良いことばかりなんだけど、個人的にデザインがどうも所有欲を刺激しない」







・・・ほう。







「画面を見ている感じで持ってみると、なんだかでろーんとした印象。デザイン的にあまり美しいという感じではなかった」






ふむ・・・。






「まあ、大画面化されて、それで手の平に収まる感じで、というと、デザイン的な制約があるのは致し方無しなんだろうけどね・・・。確かにアーチ型の側面は美しいけれど、スマートフォンて、基本的に画面のある上部を見るわけだし。側面てそんなに見ること無いよね・・・」






まあねえ・・・。







「その辺りのところは、SO-01Bはきれいなデザインだったと思うね」







なるほどねえ・・・。







「まあ、またどこかのショップで触る機会があったら、体感的な処理速度とか、画面の綺麗さとかを確認してみたいと思います」






まあ、色々やってみたまえ。






「・・・そういえば、昨日誕生日であったような気がする・・・」






・・・誰にも知られることなく、老いさらばえていくわけだ。

それ以前にキミに誕生日というものがあるということが驚きだな。



まあ、どうでも良い終わり方であるが、今回はこれで終わる。