Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

出物腫れ物

 いらっしゃいませ。



ぼちぼち桜が見頃の地域が出てきてますね。





 彼は、足にでき物ができて、過日に皮膚科医院へ行ってきたらしい。






「なんだか左足の親指の先に違和感があって」





ほう。





「ちょっとぴりぴりと痺れるような感覚で」






ふむ。






「よく足の親指の爪が巻くので、今回も巻き始めているのかなと思って、少しだけ爪を切ってみたが、ぴりぴりする感じは残ったままで。なんだか腫れているっぽいし」






ふむふむ。







「よく腫れを観察すると、どうやら水ぶくれのようになっていて、触るとちょっとぷくぷくした感じ」






ふむ。






「相変わらずぴりぴり感は残ってて、まめができているような感じ。でも、特に何か擦れているという箇所でもないので、まめでも無さそう。押してみると、ちょっと痛い」






ほう。
画像とかは無いのかね。






「オッサンの汚い足の画像なんか誰も見たくないだろうし、でき物自体そんなに気持ちの良いものでもないので、写真などは無い」






ふむ。







「とにかく、夕方から時間があった日に、皮膚科へ行ってみた。もしかしたら外科とかかなあ、とか思いつつ、待合室で待った」






・・・ふむ。





「診察が始まって、皮膚科の医師に患部を診せた」





ふむ。
そりゃ診せるだろう。






  皮膚科医「・・・これは。うーん」





  彼「・・・・」





  皮膚科医「とりあえず水虫菌がいないかどうか確認しましょう」





  彼「え?あ、はい。水虫って・・・、え?」





・・・水虫?




「言うが早いか、皮膚科医は水ぶくれをピンセットでちょいっと引っ張って、よく切れるはさみでスパッと切り取ってしまった」






おお。






「皮を切っただけなので、全くの無痛であった。水ぶくれは切り取られ、中からどろりとした液体が流れ出す」






   皮膚科医「・・・じゃあ、カットバン貼っといて」







「市販のバンドエイドみたいなヤツを貼られる。バンドエイドレベルの話らしい」





ふむう・・・。




「医師は切り取った皮膚をプレパラートにのせて顕微鏡でさらっと覗く。流れるような動作。というか、たいした検体でもないのでちゃちゃっと終わられるぜ的な動作」





まあ、オッサンの足の皮だからな。






  皮膚科医「・・・ああ!いました。水虫。水虫です。塗り薬処方しておきますので。靴下履いて下さって良いです」






   彼「・・・あ、はい・・・」






「水虫って、あんなに腫れるものなの?あんな水ぶくれになるの?ぴりぴりするの?押すと痛いような腫れ物になるの?沢山の疑問が残ったまま、診察は終了した」






ふむう・・・。






「診察が終わって料金を支払うときに、こんな紙片が領収書と一緒に添えられてきた」







・・・これは。







「まあ、“あなたは水虫!間違いない!という検査結果!”を示した紙片だな・・・」






・・・。






「ワタシ、今日カラ、水虫持チニ、ナリマシタ・・・」






まあ、お医者さんからお墨付きをもらった水虫だからな。






「水虫って、こういうもんなの?かゆくも何ともないんだけど・・・」





色々あるんだろう。

根気よく治療を続ければ完治するかもだし。日々薬を塗り続けたまえ。


しかし、今回の記事はあまり綺麗な内容ではなかったな・・・。




変な雰囲気のまま、今回はこの辺りで終わる。