Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

夜桜

 いらっしゃいませ。


 春のうららの・・・。




 彼は夕方帰宅するときに、回り道をして桜が咲いている公園を横切ってみたらしい。





「暖かかったんだけど、夜桜見物をしている人は、あまりいなかった」





まあ、時節柄、ね・・・。




「上手く撮れるかどうか分からなかったけど、写真を撮ってみた」





予想を裏切らないイマイチ写真だな。






「まあ、写真はこんなだけど、街灯に照らされた桜はなかなかきれいだった」




ふむ。




「ビニールシートを敷いて宴会しているような人たちはいなかったけど、ぶらぶらと歩きながら桜を眺めている家族連れとか、犬を散歩させているご婦人とかが、みんな良い顔で桜を眺めているのが印象的であった」





夜桜って、そういう雰囲気にさせるんだろうな・・・。

まあ、どうでも良い感じで今回は終わる。





“清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢う人 みなうつくしき”


与謝野晶子




   彼「・・・さて、本日は久しぶりにお芝居なんかを観に行ってきます。楽しみだ」



さっさと終わりたまえ。