いらっしゃいませ。
“ロシアン・ティー”って、紅茶にジャムを溶かして飲むものだと思ってましたが、本当はスプーンにすくって舐めながらってのが正しい飲み方らしいですね。
・・・ああ、専門店に行ってみてください。
彼は最近、記事にまとめることがないと、嘆いているようだ。
キミの平々凡々の生活は今に始まったことではないと思うが。何か理由でもあるのかね。
「・・・別に周りで何にも起こっていないというわけではなくて・・・。例えば仕事場でこんな事があったよとかって云うのは絶対に記事にしないし。それに、あまりに個人が特定されそうな事柄は書けないし」
ふむ・・・。
そもそも、ほぼ引きこもりのキミが、よくここまで記事を続けられたなというのが、すごいことであるな。
「・・・例えば、何も取り立てて書き立てるようなことがなくても、日々思っていることであるとか、考え方であるとか、思想(?)であるとか、そんなことを書いてきたわけだ、これまで。ただ、そういった自分の考えなんかも、すんごい思想家が書いているわけではないので、考えつくことの量なんてたかが知れている。脳みその中にある“考え”や“思想”のストックなんて、あっという間に底をついてしまう」
・・・ふむ。
それはそうだろうな。キミは老子でも孔子でもない。当たり前だ。
「日々生活をしていると、日常何かしらあるものだ。今日は遅刻しただの、電車が遅れただの、街ですれ違った女の子がものすごくかわいかっただの、地元でこんなところに行っただの・・・」
ふむ。
「しかし、それらを書き続けていくと、あまりにローカルな話題から、個人を特定されかねない。例えば通っている美容院はおすすめだけれど、あまりに地元過ぎて店名なんかは書くことができないし、常連になっているカフェもそうだし、母校の小学校は地元の近代史に名前が載るほどの歴史がある小学校だけれど、これも書けない。あまりに個人に近すぎる内容になってしまう」
・・・。
「思想や考えはそうそう蓄積されるものではないし、自分で決めている“書いてはいけないこと”の縛りもあり、書くことが出来る内容が少なくなってきているんだ」
ほう・・・。
なら、無理して書かなければいいんじゃないか?書くことを思いついてから書けばいいじゃないか。
「・・・たぶん、出来るときに適当にやろうとすると、今後一切更新しないようになってしまうんじゃないかと思うんだよね・・・」
ふうむ。
「日々、“何か書かなければ・・・”と追われているようにしているから更新されているのであって、“こんなの、自由だし、書けるときに書けばいいんだ”と思った瞬間に、全く更新されなくなってしまうような気がする。性格的に」
・・・ふむ。
「“一行でも書かなければ・・・!”と思うから日々続いて行っているんだ・・・」
なるほどねえ・・・。
「それでも書くことがないと、やはり自分のプライバシーの端っこを削り取りながら書いていくことになる。それは赤裸々で、しかも果てしなく書いている人物の身の回りや懐の話で・・・」
ううむ。
「・・・まあ、日々、少しずつ、思いついたことを書いていこう・・・。そう簡単に“思いつく”事なんてないとは思うんだけどね・・・」
まあ、がんばりたまえよ。
本当に書くことが無くなったら、お天気でも書いておきたまえ。絵日記見たなものもまた一興。
今回はこの辺りで終わる。