Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

西元町 洋食の『グリル ミヤコ』へシチューを食べに行ってきた

 いらっしゃいませ。


 天候が不順ですな。地盤が緩くなっているところでは注意が必要ですね。




 彼は過日、ランチを食べるために、神戸の元町商店街の西の方に出没したらしい。元町通り商店街は、西へ行けば行くほど人通りも少なく寂れていってしまうわけだが、それでも西の方にいたんだな。




「以前は三ノ宮の北側、北野界隈にあった老舗洋食屋さんが、なぜかこの辺りに移転してきていて、その店を目指して行ったんだ」





ほう。




『グリル ミヤコ』


食べログに記事がありましたので、リンクを貼っておきます。

http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000389/



ホームページがありましたので、リンクを貼っておきます。

http://grillmiyako.intrest.biz/







「元々昭和40年からある神戸の老舗洋食屋さん。県外の方もご存じの方は多いと思います。今回初めて行ってみたんだけど」





ほう。






「開店時から継ぎ足し継ぎ足し使っているデュミグラス・ソースを、阪神大震災でほとんど崩れかけた店舗から奇跡的に救い出し、三ヶ月後には何とか移転した店舗で営業を再開したという逸話は、結構有名なんじゃないかと思う」






ほほう。






「この店の先代は、元々外国航路の貨物船のコックさんで、その時船で学んだ洋食をお店で提供していたんだそうな。まあ、その辺りの詳しい話はお店のホームページに詳しく載っているので、それを見てもらえればということで」








ふむ。







「とにかく、継ぎ足し継ぎ足し使われ、元を辿ると100年近く使われているんじゃないかというソースを味わってみたくなったんだ」








ほう・・・。
しかし、昔からお店の存在は知っていたと思うのだが、なぜ今まで行ったことがなかったのかね?







「・・・なぜだろう?昔は北野界隈に店舗があって、三ノ宮から歩いて行くのが面倒だったから?」






なんだそりゃ。






「とにかく、2008年の移転によって、神戸市営地下鉄海岸線のみなと元町駅から徒歩2分と、ある意味ものすごく便利な場所に移っていたので今回行く気になったんだ」







ほほう。






みなと元町の駅を出て、一本北の筋を西に歩くこと二分。お店はすぐに見つかった」






こぢんまりとした店構えだな。





「たどり着いたのは14時過ぎ。ランチタイム終了後も休憩時間を取らないのは調査済みであったので、混雑する時間帯を避けての訪問」






ふむ。





「お店の外のメニュー。お手頃な値段の日替わりランチもあるようだ」






ほう。





「店内写真。こぢんまりとした店内。お昼時を避けてきたので、入ったときはお客さんはカウンターに一人だけだった。写ってはいないけど、カウンターの隅で、仕事上がりのおばちゃんが休憩がてらたばこを一服やっていた。え?禁煙じゃないの?是非とも全面禁煙希望」






・・・まあ、ランチタイム終わりで喫煙可になるお店も多いしな・・・。






「メニュー。お値打ち価格の“ミヤコランチ”にも惹かれるけれど、今回は“ビーフシチューセット(牛ホホ肉のシチュー)”をオーダーした。やはりデュミグラス・ソースをしっかり使ったものを食べてみたい!」






それはそうだな。






「まあ、オーダーしてからタンシチューにすれば良かったかななんて、ちょっと思ったりしたんだけど・・・。それは次回以降ということで」






うむ。






「待つ事しばし・・・。“ビーフシチューセット”登場。どーん!」






ほう!






「お皿がテーブルにのった瞬間から、香辛料のすごく良い香り。色々のスパイスの香りがするんだけど、とりわけナツメグの香りがものすごく良い。まずこの香りにグッと来る」





・・・ほほう。






「写真の通り、ビーフシチューと、添え物の温野菜、味のないパスタ、フレンチ系のドレッシングがかかったサラダがワン・プレートで出てくる。それにライスと味噌汁」





ふむ。







「メインのシチューの感想の前に、先にNGポイントを」






ほう?






「ワンプレートで盛りつけているので、ビーフシチューとサラダが一緒の盛りつけられているのは前述の通り。これを見てとても不安になった。これではサラダのドレッシングがシチューに混ざってしまうんじゃないか?と。慌てて先にサラダだけ完食して少しでもドレッシングが混ざり込んでしまわないように頑張ってしまった」






ほほう・・・。





「是非ともサラダは別の皿でお願いしたい!」






・・・なるほど。







「続いてメインのビーフシチュー。スプーンもあったが、まず割り箸で食べてみた」







ほう。






「予想通り、お箸で簡単に切れる柔らかさ!しかも、パサッと崩れるのではなく、すっとジューシーな感じで切れる!そして口に入れると、トロンと消えていく。柔らかい!」






ほほう!







「そして、一口食べただけでソースの造りの丁寧さが分かる!お肉ベースで造っているであろうが、お肉的な臭みは全く無い!そして、ナツメグをはじめとする複雑な香辛料の感じが口内に広がる。感触はさらっとしていて、丁寧に漉されてることが分かる。あっさりといけるが、決して淡泊ではない美味しさ!さすがにレベルが高い!」








おお。





「これで『味が薄い』とかってレビュー書いてる人って、どんな味覚しているんだろうと思うね。塩気でしか味を評価出来ないとかって、あまりに悲しいと思う」








・・・偉そうな・・。






「お肉を食べた後に残ったシチューのソースに、味付けされてないスパゲティを絡ませて食べる。これも美味い!パスタがごはんのおかずにしっかりとなってしまう」






ほう。






「お皿に少し残ったソースは、スプーンでしっかりすくって食べた。美味しかった」






・・・ふむ。






「味的にはかなり堪能いたしました。ただ、もうちょっと量が多い方が良いかな?」







なるほど。






「次回もし行くことがあれば、タンシチューをオーダーしてみたいと思います!」






なるほどねえ・・・。


まあ、また何か面白そうなお店があったら記事にするようにな。


今回はこの辺りで終わる。