ランチの前に / みなと元町駅
いらっしゃいませ。
なんだか春が短かったですねえ・・・。
これからは梅雨の雨が水源を潤すんですよ・・・。
彼は過日、ランチにビーフシチューを食べに行ったわけであるが、その時に、ついでに利用した駅の写真も撮ってきたらしい。
http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20110513
駅の写真なんかに需要があるのかね。
「もしかしたらものすごい鉄ッチャンがたまたまこの記事を見ていて、『関西では有名な駅ですよね!ワタクシも近々撮影に行こうと思っていたところなんですヨ!』なんてテンション高めなコメントを書き込んでくれる可能性も否定は出来ない」
若干日本語がおかしいように思うが。
有名な駅なのであるかね。
「・・・偶然見るまで知らなかったんですが、第2回『近畿の駅百選』の1つに選定されているらしい」
ほう。
「なんだか近畿の特徴のある駅を選定しているとかいないとかそんなことらしい」
どっちなんだ。
wikipediaに『近畿の駅百選』についての記事がありましたのでリンクを貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E7%95%BF%E3%81%AE%E9%A7%85%E7%99%BE%E9%81%B8
「というわけで、この時ランチを食べに行った『グリル ミヤコ』の最寄り駅、神戸市営地下鉄海岸線・『みなと元町駅』の写真を撮ってきた」
どういうわけなんだ。
wikipediaに『みなと元町駅』の記事がありましたので、リンクを貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%A8%E5%85%83%E7%94%BA%E9%A7%85
「駅を降りて、地下から階段を上がって出てくるときに、まずとても明るいことに気がつく」
明るいな。
「地下から上がってきたわけだから、こういった場合、何かの建物の一階部分に出てくるはずなんだけど、頭上からは自然光。頭の上にあるはずの建物がない?」
ほう?
「階段を上りきって周りをちょいと見渡してみる」
コンクリートの壁だな。
「階段を上がって正面(駅西側)と、左手(駅南側)にはコンクリートの壁が立っているが、果たしてそれは駅舎とは言えない状態。北側と東側にはその壁すらないのだ」
ほほう・・・。
「言葉では上手く表現出来ないが、逆L字型のコンクリートの壁だけが駅の上に立っている状態、といえば何となく理解してもらえるだろうか」
ふうむ・・・。
「外に出てみると・・・」
おお、ちょっと意外な・・・。
「駅に西から撮影。赤い煉瓦の壁が美しいモダンな建物。ただし、壁だけ」
へえ・・・。
「もう一度階段近くまで戻ってみると、壁にこんな小さめな看板(プレート)が」
近代化産業遺産・・・。
「なんだかいわれのある建物跡らしい。神戸ってこういうモダンな建物は特に多いんだけどね。特にこの近辺は港も近く、『旧(外国人)居留地』も近いので、近代に向けて建てられて趣のある建物が多いんだ」
ふむ・・・。
「プレートが貼ってある同じ柱の裏側に、もっと大きなプレートが」
ほう?
「見えにくいので一部だけ拡大」
近畿の駅百選/みなと元町駅 旧『第一銀行神戸支店』外壁・・・。
「詳しくは現地でこのプレートを見てもらえればいいと思うんだけど、要するに旧い銀行の建物だったんだけど、阪神淡路大震災で被災して建物は駄目になってしまったと。でもこのモダンな建物を後世に残したいということで、壁だけでも保全しようということになって、地下鉄を通すときに駅舎として残すことになったということらしい」
ずいぶんとざっくりな説明だな。
「駅の南側へまわってみた」
赤と白のコントラストが美しいな。
「窓の向こうはがらんどう。壁だけが立っている状態が分かるだろうか?」
暗く写るはずの室内から太陽光が見えるわけだからな。
「南の壁沿いに少しだけ東に向かって歩いてみる。東側には、エレベーターが設置されているわけだけど」
ふむ。
「この通り、旧い入り口にすっぽり」
おお。
「エレベータ入り口のアーチ。モダンな装飾が施されている」
ほほう。
「さすがに昔の煉瓦をそのまま使っているわけではないが、美しいデザインが往時を偲ばせる」
良い感じだな。
「今回撮影したのは昼間であったけど、夜間にはライトアップされるとか。それはそれで趣深い感じかも知れないね」
なるほどねえ・・・。
街で何気に面白い物を見つけるというのはちょっとうれしいものだな。
これからも何か面白そうな物があれば記事にしていくのだぞ。
今回はこの辺りで終わる。