Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

行き当たりばったりレポート / 神戸ドールミュージアム

 いらっしゃいませ。


 季節物なんで、バラをちょっと活けてみました。なかなか良い香りです。水を飲むには微妙に邪魔な香りって話もあるんですがね・・・。






 彼は過日、神戸市中央区にある小さなミュージアム、『神戸ドールミュージアム』に行ってきたらしい。

まさかキミにビスクドールやなんかを鑑賞する趣味があろうとはな・・・。






「人形、全く興味ございません」






あれ?






「今最も興味がある人形は、『超像可動』の“ポルナレフ”と“チャリオット”が欲しいくらいですね。ドギャーン!」






それは人形というより、『ジョジョ』のフィギュアだろう・・・。






「正直アンティークのドールとかには全く興味がないし、あの手のビスクドールも『?』な物という感覚しか無く、それを愛でようという気にはならない」









・・・なら、なぜ今回この小さなミュージアムを訪れたのかね。






「・・・たまたま前を通りかかったんで。時間に余裕があったし。記事のネタになるかなと。写真の1つでもあれば、華やかな記事になりそうだし。全く知らない世界なんで、勉強にもなるかなと。見聞が広がる。一石二鳥かなと思ったんだ」






たまたま通りかかったところで記事のネタを拾うというのも虫の良い話だな・・・。







「こんな感じの建物」





ミュージアムというよりは・・・、お店って感じだな。


ミュージアムを運営しているお店のホームページ

『タイムロマン』
http://www.timeroman.com/



『神戸ドールミュージアム』ホームページ
http://www.timeroman.com/kobedollmuseum/index.html




wikipediaに記事がありましたのでリンクを貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0







「一階はドールやティディーベアなんかを販売するお店。このお店がミュージアムを運営しているらしい。二階・三階が展示室になっている」







ほう。






「入り口のショーウィンドウには小さな人形達が飾られている」






うむ。
ドールショップという感じか。






「同じく入り口においてあった書き割り」





まあ、屋外にドールをおくわけにもいかないしな。





「狭い一階の店舗の奥、受付というかレジというかそんなところでミュージアムの入場料を払う。大人一名500円也」







ほう・・・。

有料なのか。






「チケットの半券とか。受付の時に、写真を撮らせてもらっても良いか訊いてみたが、撮影禁止とのこと。華やかな記事になるかと思ったのだが残念」






ふむ・・・。






「急な狭い階段を二階へ上がると、狭い展示室。まあ、神戸の中心街で広いスペースを個人ベースで確保せよという方がどだい無理な話であるので、その辺りは致し方なしということで」






・・・。






「二階はアンティークのビスクドールを展示してあった。豪華な衣装に包まれたドール達。当時はきっとお金持ちの子供しか持つことが出来ない物であったのだろう・・・」






・・・ふむ。







ミュージアムのホームページに幾つか写真がアップされていたので、無断ではあるが転載しておく。どんな感じであったかだけでも想像してもらいたい」






ほう・・・。





「アップした画像は撮影用にちゃんとした背景の前で撮影されているけど、展示はもっと素っ気ない。白い壁の前にアクリルケースをがぼっと被せられたドール達が蛍光灯の明かりの下で展示されている。恐らくこれでは魅力は半減だろう。展示の仕方にもう一工夫必要であろうと思われる」







・・・ふむ。






「展示スペースが狭いので、展示されている数も限られている。なので、あっという間に一巡してしまう」






ほう・・・。






「ドール一体一体に解説とかが付いていれば勉強にもなったと思うのだが、作者の名前のプレートが置かれているだけで、詳細が分からない。その辺りはかなり物足りない。図録を買って見ろと言うことなのかも知れないが」








ふうむ・・・。







「ちゃらっと二階を観終わってしまったので、続けて三階へ。三階は『オート・マタ』(自動人形)や、古いからくり時計なんかが展示してあった」








ほほう。






「たばこを吸う人形や、書き物をする動作をする人形、ハープを弾く動作をする人形(恐らくオルゴールかなんかが曲を奏でるんだろうと思われる)、平行棒をする人形なんかが目を引いた。ただ、全てアクリルケースの中にあり、実際に稼働しているところを見ることは出来なかった。稼働しているところを収めた解説DVDが放映されていたが、なんだかそれを見て納得するのもおかしな話であるなと思って、それは見なかった」







・・・ふうむ。







「唯一ケースに収められていなかった手品師の人形は、“故障中”の札が下がっていた。残念。まあ、とにかくここも撮影禁止であったので、写真はない」







ふむ。







「さらっと見終わってしまったので一階へ下りる。せめて一階の現代の作品だけでも写真に納めてと思ったけれど、一階の商品も撮影禁止だといわれた。なのでこれ以上の写真はない。今回撮影したのは4枚だけであった」






ちょっと毛色の変わったところへ見学に行ったわけであったが、どうであったかね。








「展示数が少ないとはいえ、元々個人のコレクションでこれだけの物を所有していたというなら、結構な物じゃないんでしょうか。ただ、展示の仕方が素っ気ないですね。ちょっとした解説であるとか、照明であるとか、結構大事だと思いましたね・・・」







なるほどねえ・・・。

なんだか、感想なのか感想でないのか良く分からない感じであるが、今回はこのままで終わる。