Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

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読書感想文 マンガ『GUNSLINGER GIRL』13巻 相田裕 を読んだ

 いらっしゃいませ。



 
 ・・・ああ、その件ならもう少し考えさせて下さい・・・。






 彼は過日、相田裕氏の漫画、『GUNSLINGER GIRL』の13巻を読了したらしい。今回はそれについての感想とかを、コンパクトなバッティングを心掛けつつ書いていきたいそうだ。

また漫画の感想かね。






「時にはマンガも読みます」





まるで小説を読んだかのような顔をして、堂々とマンガの感想を書く行為も、最近は堂に入ってきたな。








「前回の12巻で、物語の主人公はあくまで“義体”ではなく、(過去を引きづり続ける)人間である担当官のジャンとジョゼの兄弟であるということを大きく印象づけた。この13巻では、その流れをさらに大きく加速させている感じである」







ほう。





「連載当初はヒロイン格として扱われていた義体1期生のヘンリエッタは薬物中毒の強い症状が出始め、そのために新たに“条件付け”を行われて担当官であるジョゼとの記憶の一部が大きく欠落してしまう。また、同じく義体1期生のトリエラは、突入作戦で大きく負傷してしまう。それでも本来義体達は使い捨ての運命にあるので、建造中の原発を占拠するテロリストの掃討作戦は進行していく・・・」







む。

良く分からんな。









「なにせ現在も絶賛連載中の作品なので、あまり詳しくは触れることが出来ない」








ふむう・・・。








義体の第2期計画として、月に二体の割合で義体は増えて行っているという設定なので、作中ではなもない義体達がザクザクと“死んで”いく。元々物語の性質上、こうした大がかりな作戦に参加するようなものではないのではないかと思うが、まあ、物語がそういう流れならそうなのだろう」







・・・ふむ。






「相田氏は、元々画力のある漫画家さんではなかったのだけれど、ここ最近画力が上がってきているように思う。良い傾向。元々キャラクターの描き分けとかも怪しい感じであったのだけれど、元のキャラクターの印象を残しつつ、しっかりと描き分けが出来ている」







ほう。






「あと背景のパースとか、書き込みとかも、以前とは比べものにならないくらいいい出来になっている。腕の良いアシスタントさんが入ったのかな。それ以前に物語の作り方とか、基本的な構図の取り方とかも非常に良くなっている。かなりスキルアップした感じがうかがえる。まさに一皮むけた感じ」






ほほう。







「物語は怒濤の展開を見せている。下手したらこのまま最終回を向かえるんじゃないかとか、1期生の義体を(都合良く)全滅させるんじゃないかとか、色々思わせてくれる展開。先が気になります」







なるほど・・・。







「それぞれが個性的なバックボーンを持つ1期生。個人的にはもう少し長く生かしてもらいたいと思いますね・・・」






なるほどねえ・・・。

良く分からなかったが、物語が大きく動いている感じだけは分かった。

今回はこの辺りで終わる。