Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

揚げ物フィーバー 神戸市中央区の洋食屋 『たちばな』へ行ってきた

 いらっしゃいませ。



 オアシス!オアシスですよ!

さあ、飲んでください!






 彼は過日、洋食屋の『たちばな』へ行ってきたらしい。神戸では結構大盛りで有名らしい。





「最初の計画では、別な洋食屋さんに行ってみるつもりで、その店の前まで行ってみたんだけどね。行ったは良いが定休日であった。やはりちゃんと下調べをすべきであった。みたいな前置きがありまして」






いらない前置きだな。






「洋食の、というより揚げ物屋の『たちばな』は神戸市中央区湊川神社のすぐ西にある。“た ち ば な”と大書された暖簾が下がっていたので、近くまで行くとすぐにお店の場所はわかった」






ふむ。






「お店の外観写真を撮ろうと思ったら、なんだか気持ちの悪い太ったサラリーマンが順番待ちをしており、ずっと外のメニューの前で必死で料理の内容を吟味しており、何を注文するかを悩んでいる様子。外観の写真を撮影すると、この素人サラリーマンまで写り込んでしまうので、食べ終わってから改めて撮影することにした」







ほう。



『たちばな』(洋食・とんかつ)

食べログに記事がありましたので、リンクを貼っておきます。

http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28005324/







「店名は、所在地が神戸市中央区橘通であるからだと思われる」







ふむ。






「スーツ姿のなんかきもい人の後ろに並ぶこと数分。扉が開いてお店の人に案内される」





・・・ふむ。






「カウンターに座る。先のサラリーマンの隣であった。サラリーマンに女性の店員さんが注文を聞きに来る」







   お店の女性「ご注文はお決まりですか(ちょっと切れ気味)?」




   スーツの男「あ、“盛り合わせ”をお願いしまふ」




   お店の女性「ご飯の量はどうしますか(なぜか切れ気味)?」




   スーツの男「“普通”と“大”の中間くらいで・・・」




   お店の女性「うちの“普通”はよその大盛りくらいになるんですけど、大丈夫ですか(ずっと切れ気味)?」




   スーツの男「・・・大丈夫でぶ」







・・・本当に語尾に“でぶ”をつけていたのか。






「雰囲気」





・・・。






「続けてこちらにも注文を聞いてきた」





   お店の女性「お決まりですか(やはり切れ気味)?」




   彼「・・・“盛り合わせ”を・・・」





   お店の女性「ライスの量はどうしますか?」






・・・どうしたんだ?





「ちらっと周囲を見回すと、日に焼けたリーマンたちが食べている定食のご飯の量がエライことになっている。これはどうやら、“普通”とか“小”とかでも結構な地雷に違いないと思った」






   彼「“小”の“小”で・・・」





   お店の女性「“小”の“小”でも、よその普通くらいですが大丈夫ですか(まだまだ切れ気味)?」







   彼「・・・はあ・・・(それ以上少なく注文する言い方があるのだろうか?)」








「まあ、よその店の“普通”くらいなら何とかなるだろうと思って料理が出てくるのを待った」







ふむ。






「近くに座っていたツナギの兄ちゃんに料理が出てきた」






ほう。







「ヘレかつの普通盛りですとか言いながら出てきた物体は、まさに漫画盛り。引く」






おお。






「待っている間にカウンター周りだけ撮影。ソースとかカラシとか」






ふむ。







「お漬け物は取り放題。中は千切りタクアン」






ふむふむ。







「そんなこんなで待つことしばし・・・。“盛り合わせ(ライス・小の小)”登場。どーん!」






あれ?意外に普通のビジュアル・・・。






「大きさを比較するものがないので、どうも写真から量とかがわかりづらいと思うが、皿の上のご飯は、おそらくは茶碗四杯分くらいあると思われる」







小の小・・・?






「何と比較して良いかわからないので、適切な例えかどうかは分からないが、カレーのココイチで、ご飯の量“普通”で頼むと、だいたい茶碗に二杯分のご飯が盛られてくる。今回、“普通”の基準がよく分からない感じになってしまった。そもそも小の小というオーダーはちゃんと通っているのだろうか?」







ふうむ・・・。





「“盛り合わせ”は、鶏の唐揚げ、エビフライ、ヘレかつ(小)、それに大量のキャベツサラダがどかっと盛られてくる。これで900円。ある意味コストパフォーマンス高し」






揚げ物オンパレード・・・。






「テーブルの上では、お好きな方にはたまらない祭りが繰り広げられているわけだが、食べれども食べれども減らないキャベツ、さらにとても小盛りとは思えないご飯の量で、無様にもギブアップとなってしまった・・・」







あらら・・・。

もう少しで食べきれるかもという感じにはなっているのだがな・・・。







「特に大食漢というわけではないので・・・。まあ、お好きな方はがんばりましょう」






ふうむ。






「風の噂によると、ご飯を振る舞いすぎて、営業時間内でも普通にご飯切れで営業が終わってしまうらしい」







追加で炊かないのか?

というか、ご飯振る舞いすぎ!







「なんだか訳の分からない敗北感を引きずった状態で店を出た。で、一応店の外観を撮影したけど、すでに昼の営業の終了を告げるプレートがかかっており、暖簾も外されていた」






ふうむ・・・。

どうかね、このお店にはまた行くかね。








「どうも勝てる気がしません。別に勝ち負けではないんだけど。というか、何に対しての勝ち負けかは分からないけど。とにかく行かない可能性の方が大きいですね・・・」






まあ、量は分かったが、味的にはどうなのかね。







「普通です。悪くないです。むしろ値段の安さを考えると、おいしい部類に入ると思いますよ」





なるほどねえ・・・。

まあ、また何かおもしろいお店とかがあったら記事にするのだぞ。


今回はこの辺りで終わる。