Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

神戸市灘区・王子公園駅近辺を歩く

 いらっしゃいませ。

と、くせで言ってしまいますが、別に開店しているわけではないのです・・・。




 二回休んで、今回はようやく神戸市・灘区近辺を歩いた話になるという事だな。


「ランチタイムに“洋食屋・なんじゃろ?”で昼食をとって、そのあと帰りは来た駅と違う駅から帰ろうと思い、北西へコースをとって、阪急・王子公園駅の方面へ向かうことにした。因みに来たときはJR神戸線灘駅から“なんじゃろ?”へ向かった」





ふむ。





「王子公園は、陸上競技場があったり、王子動物園があったりする。動物園に中国からパンダが貸し出されたときには小さくブームになって、当時JR灘駅から王子動物園までの道に“パンダロード”なんて恥ずかしい名前を付けて街おこしをしようとしていたことを思い出した」





ほほう、パンダ。






「ただ、このときのパンダは貸出期限いっぱいいっぱいの時にやっと妊娠・出産に成功させるが、その赤ちゃんパンダが原因不明で急死してしまい、色々とすったもんだあった・・・」





・・・。





「とにかくその動物園方面に向けてぷらぷらと歩いてみることにした」





・・・ふむ。





「歩き出して直ぐに、ペンキなどの塗料の専門店の前を通りかかった。こんな看板を発見」





・・・味があるな。




「“いわんや”ってところがぐっと来る!」




確かに。






「どんな人が書いたんだろうと気になって店内をチラ見してみたけど、無人であった。残念」





ふむ。





「そのままさらに北西へ。数分で動物園の入り口前へ到着。一応入り口の写真をおさえてみたり」





ほう。

ではパンダか。





「中へは入らない。面倒くさい」




なぜ・・・。




「まあ、一応観光するような場所なので、動物園の直ぐ向かいはお土産物屋さん。パンダ、パンダ。因みに南に向いてます」




ふむ。




「このパンダ的お土産物屋さんのとなりは・・・。写真を引いてみましょう」



ええ?銃砲店?!



「パンダを撃つ気満々なんだろうか。しかも同じくファンシーな感じだし」




ちょっとしたカモフラージュだな。




「まあ、そんなパンダロードを離れて動物園前の道を西へ」




ほう。





「この辺りは緑が多い。ちょっとした緑の空間にベンチとオブジェ」




ふむ。




「こうしたオブジェがあることには意味があるんだけどね。それは後ほど」




ほう。



「もう少し西へ歩くと神社があった」



ほう。




「声だかに縁結びと書いてあるので、これは訪問しておかねばと思い、中に入ってみた」




キミは神頼みのまえに性格を何とかした方が良いと思うのだがな・・・。




「入り口にあった石碑。元は“原田神社”という名前であったらしい。そういえば地名もこの辺りは原田通だ」


ふむ。
・・・しかし逆光で見にくい写真だな。




「入って社殿に向かって右側に、おいなりさんの鳥居があった」



神社にはありがちだな。




「大瀧稲荷社と書いてある」




ふむ。




「お稲荷さんのお社。賽銭箱の左右に、小さなお狐さんが」




ほう。




「お稲荷さんを後にして、本殿へ向かう。因みに、この王子神社(元 原田神社)、元々は広大な原田の森の中にあり、土地開発区画整理なんかを経て規模も小さくなり、現在の場所に移築されてきたらしい。その辺りの話は色々とネットに上がっているようなので、興味のある方はググってみてはいかがだろうか」





ふむ。
こんなサイトもありました。

http://blog.goo.ne.jp/kimmy_v-kobe/e/5fdac1495c82a8eda1a986d64d9f5930




「比較的新しい社殿。もしかしたら阪神大震災の影響とかもあったのかな」




ふむ・・・。



「ガラス越しに社殿内を撮影しようと試みる」





写り込んでいる気持ちの悪いヲタク野郎については触れて良いのか?






「色々試してみるが、むしろ写り込んでいるマンションとかの方がはっきり撮影されてしまって非常に残念な写真に」



比類無きへボさ加減。




「社殿横の看板。この五社の神様をお祀りしているらしい」



ふむふむ。




「一応そちらも撮影してみたが、これも映り込みばかりでもはやポートレート状態」




この記事を見た方が悪夢にうなされませんように・・・。




「神社を後にして、動物園前の道をさらに西へ歩く。次はこんな現代アート的なオブジェを見つける」



ふむ?





「岩の上に群がっているのは・・・、羽の生えたバイク、という現代彫刻」




ほう。




「ここは、兵庫県立美術館王子分館『原田の森ギャラリー』の前。かつては兵庫県立近代美術館だった」




ほほう。




「主要なコレクションは、HAT神戸に2004年に出来た『兵庫県立美術館「芸術の館」』に移されており、県立の美術館としての、メインの役割は終えている」




ほう。





「しかし、かつての名残から、近隣にはちょっとしたオブジェなんかが置いてあるわけだ」





なるほど。




「ものすごく個人的な思い出であるが、まだ県立近代美術館であった頃に、アンディ・ウォーホル展を観に行ったことがあった。『ポップ』とか『芸術』とか『デザイン』とか『古典』とか、とにかくそういうものの垣根をものすごく簡単に取っ払ったウォーホルの作品群に痛く感銘を受けた記憶がございます」





そうでございますか。






「たいした距離を歩いたわけでもないんだけど、ぼちぼち帰りたくなったので元来た道を阪急の王子公園駅に向かって歩くことにした」





ふむ。




「駅前でちょっとだけ寄り道したんだけどね。それは次回に書こうかなと」




ええ?




「・・・ええ、書きますよ。書きますよきっと・・・」




なぜそんな疲れ切った感じなのか。

まあ良い。

予告先発という事で。



さぼらずしっかり書くのだぞ、小人よ!