Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

雪を見よう3  酸ヶ湯温泉 八甲田ゴールドライン 奥入瀬 十和田湖

 いらっしゃいませ。


 ・・・ホントにお猪口に入れて飲むんですか?もっとがっつり入れた方が・・・。


いえ、止めはいたしませんが・・・。





 彼は過日にリンゴの国観光を行ったが、前回の記事はあまりに尻切れであった。

 http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120417



「引き続き、酸ヶ湯温泉リポートから参ります」





そうせよ。




「ただ、温泉旅館内をスマフォで撮影しまくるというのもあまりにもマナー違反のような気がして、写真は撮っておりません。もちろんお風呂の映像とかもございませんのであしからず」






是非も無し。






「今回逗留した酸ヶ湯委温泉の売りは、『ヒバの千人風呂』という大きなお風呂場で、そこには源泉掛け流しの“熱湯”(名前ほど温度は高くない)と、若干成分調整された“四分六分の湯”(こちらの方が温度的には高め)と云う2種類のお風呂があり、その泉質がとても良いというのが売りであるらしい」






ほう。





「そしてこの大浴場の“ヒバの千人風呂”のもう一つの名物が混浴であると云うこと」






・・・ほほう。






「風情があって好まれる方も多いと思われるが、個人的にはマナーに気をつけながら入らねばならないというのは、どうもゆっくりとくつろげない気がして」






ふむ。






「それに、この“ヒバの千人風呂”では石けんやシャンプーを使うことが出来ない。あくまで温泉の効能を求めるお風呂であって、身体をきれいにするところではないのだ。そもそもこの温泉では身体に付いた温泉は出来るだけ洗い流さない方が良いと云うことになっている。肌に付いた温泉の成分は、入浴後もじわじわと身体に浸透していくというのだ。詳しくは知らないけど」






へえ。





「しかしながら、昼間にかいた汗はさっぱりさせたいし、残り少ない髪の毛をセットしたワックスも洗い流したい。あと、お風呂から上がっても身体が硫黄臭かったらちょっと眠れないかもなどと神経質なことを考えてしまい」





ふむ。






「とりあえず食後に入るお風呂は小浴場の“玉ノ湯”にすることにした。こちらは“泉質では大浴場に少し劣る”(旅館の人談)ようだが、石けんもシャンプーも使用できる(備え付けの物もある)。それに、なにより混浴ではなく男女別々であるので、気兼ねすることなくゆっくり入浴できる」







ふむふむ。






「ひとまず“ヒバの千人風呂”の源泉掛け流しは深夜か早朝にトライすることとして、ひとまず“玉ノ湯”の方へ入ってみることにした」






ふむ。






「入ってみると、やはり手狭な感じがした。お湯の匂いはそれほど硫黄臭くはない。気になる方は気になるだろうが」






ふむふむ。






「かけ湯をして湯船につかる。思えばリンゴの国に来てから湯船にゆっくりつかった記憶がほとんど無い。シャワーばかりで用を済ませてきた。おそらく5ヶ月ぶりくらいにゆっくり湯船につかる。やはりたまにはゆっくり湯船につかるべきなんだろう。久しぶりに入るお風呂が温泉で良かった。なかなかに寛げた」







それは良かったな。







「温度もそれほど高くはないので、ゆっくり入る方にも良いだろう。残念ながらお風呂に入るとすぐに飽きてしまうので、今回も15分程度で上がってしまったが」







おやおや。







「入浴後にロビーで飲み物を買っていると、大浴場の横に“マッサージはこちらで営業しています”的な看板があって」







ほう。






「話の種に後で受けてみようと考えた」






ふむ。






「営業時間は24時までのようなので、22時くらいに寄ってみることとした。それから余力があれば大浴場の方も訪問してみようと考えたんだ」







ほうほう。

・・・徐々に日本語がおかしくなってきていないか?






「宿泊の場合は部屋に来てもらうことも出来るらしいけど、ちょっと気が引けた。それにちょっと館内の雰囲気にも触れてみたかったので、こちらからマッサージ室へ行ってみることにした。部屋でゆっくりテレビを見た後、22時過ぎにロビーから件の看板が指し示す方へ向かっていった」







ふむ。







「ここでこの建物のカオス状態に翻弄されてしまうんだけど、指し示す方向へ歩けども歩けども、それらしい部屋は無く。しかも明らかにその先にあるのは“玉ノ湯”の女湯のみという状態になり」






あれ。







「“玉ノ湯”はなぜか男湯と女湯が全く違う場所に作られている。なぜかというより、カオス増築の元であってはそれは必然なんだろうけど。とにかく、すれ違う人も確実に女性のみになってきている。このままでは不審人物に思われてしまうと思い、女湯に突き当たってしまう前にいったん部屋へと引き返してきた」







あらら。






「部屋へ引き返すときにもどこかに館内マップが掲示されていないかとあちこち見回しながら帰ってきたが、簡単な避難経路図しか無くどうもマッサージ室のありかが分からない・・・」






・・・。






「早くたどり着かないとマッサージの営業終了時間が迫っている・・・。部屋に帰ってからも案内とかに館内マップが載っていないかと確認してみたがそれらしい物はなかった。あきらめようと思っていたとき、テレビの上にマッサージの案内がちょこんと乗っており」







おお。






「それには小さく一文、“玉ノ湯の女湯の手前にて営業しております”の文字が!さっきの道は正しかったんだ!」






おおお。








「とりあえず同じ道をたどって女湯の前まで行ったら、どうやらそれっぽい部屋を発見!」







たどり着いたか。







「・・・ノックをしても返事がない。・・・ドアには鍵がかかっていた。おそらくルームサービスに出ているものと思われ・・・」







無駄足か・・・。







「無駄足の上に、ノックをしている最中に、女湯へ向かう人に見られること数人・・・。なんだか気恥ずかしくなってそそくさと退散してきた・・・」







あらら・・・。





「深夜になってから入ろうと思っていた“ヒバの千人風呂”であったが、なんだか疲れてきたのでその日はそのまま床に入ることに。朝食後に改めてチャレンジすることとした。この宿では24時間いつでも入浴かのなんだそうだ(※女性限定の時間あり)」







・・・。







「翌朝、がんばって早起きして朝食へ。早く行かないと朝食が片付けられてしまうし、それに何より入浴にタイミングを無くしてしまう」






おお。





「朝食はバイキング形式。適当におかずを見繕ってごはんと味噌汁をついでもらう」






・・・ずいぶんと空白が目立つ皿だな。







「色々取るかもと思いお皿に空間を空けておいたんだけど、思いの外好みのおかずが無くてこんな感じに・・・」






・・・まあ、好みはなあ・・・。






「・・・味は・・・、これも好みの問題ということで・・・」






・・・偏食は直せ。小人。






「ともかく、朝食後は件の“ヒバの千人風呂”へ行って参りました」






おお。





「更衣室は男女別だけど、内部は混浴。中には“熱湯”、“四分六分の湯”、“滝湯”(打たせ湯)の三つがあり、大きな浴槽はその名の通りヒバ材で出来ている」





ほう。





「お湯は少し緑が買った白濁湯で、やはり硫黄の匂いがする。ただ、ここの源泉掛け流しの割のは強烈な匂いということではない」






ほうほう。





「朝早くなので、入浴者は自分も入れて二人だけだった。広いお風呂でゆったりすることが出来た」





それは良かったな。






「途中から中年の女性が入ってきたので、ちょっと遠慮してこちらは退散することとした。それでも15分くらいはゆっくり出来たかな」





まあ、混浴だからなあ・・・。






「着替えを済ませて、少しゆっくりしてからチェックアウトに向かう。その後の予定は、まず旅館の内部から行けるという“雪のトンネル”を拝見すること、それから八甲田ゴールドライン、通称“雪の回廊”を東南へひた走り、十和田湖方面に向かうことだ」






珍しく計画的だな。






「チェックアウトのおり、“雪のトンネル”についてフロントで訪ねてみると、気温が上がってきたために崩落の恐れがあると云うことで行くことが出来ないとのこと。残念」






簡単に計画その一が頓挫したな。







「気を取り直して十和田湖方面の簡単な地図(略図)をもらう。湖の北側の道が一部通行止めになっているが、それ以外は通行可能らしいと云う情報を得て、いざ八甲田ゴールドラインへ。八甲田ゴールドラインから十和田湖方面へは、略図を見る限りでは道なりに進む感じのようだ。道々写真を撮りつつの行軍になるであろうと思われたので、特にナビの設定とかもしないで出発することにした」






ほうほう。






「出発前に、旅館の外観を一枚」





・・・ほう。





「昼間見てもちょっと不思議なたたずまい。こっちは旅館のしたをくぐるように流れている川。小さいが、雪解け水と相まって結構勢いがある」






・・・ふむ。







「旅館前のロータリー(?)にトイレがあったのだけれど、現在は雪のため使用中止になっている。確かにこれではいつぺしゃんこになってもおかしくない!」






・・・確かに・・・!





「“雪の回廊”に行くまでに、旅館のロータリーで既に5メートルクラスの雪の壁。左下に写っているクルマの大きさから壁の大きさを想像してもらいたい」





・・・確かに大きいな。





「それでは出発。だが、一度来た道を引き返して、クルマで数分のところにある観光スポット(?)、城ヶ倉大橋(じょがくらおおはし)を見に行ってみることにした」

http://kuroishi.or.jp/sightseeing/jougakura





ほう。







「来るときももちろん通ってきたのだが、既に陽が落ちかけていてゆっくり眺めるというような状況ではなかった。旅館に入る予定の時刻も迫っていたし」






・・・ふむ。






「道なりに数分戻るだけなので、それほど手間ではないと思い、少し見に行ってみようと思ったんだ。因みに端の両端にはトイレと小さな駐車場が設置されているが、行ったときには青森側のみしか使用できないようになっていた。一応冬期も通行できるらしい」






・・・。






「駐車場にクルマを停めて少し歩いてみたが、橋の歩道は立ち入り禁止状態。なので掲載する写真はあくまでイメージですのでご了承ください」





イメージか・・・。






「あくまでイメージです!入ってはいけないですからね!」





・・・そうだな。






「紅葉の季節とかはきれいかもですね。と云うわけで、次回は“八甲田ゴールドライン”です!」






え?

ぶち切った?


・・・まあ良いか。



ちゃんとした日本語で書くことを心がけよ!小人よ!!