Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

閑話休題

 以前、知り合いの女の子で、メールの最後に必ず『ほなな』と書いてくる子がいた。

『じゃあね』でも『またね』でも『お疲れ』でもなく、『ほなな』。


関西圏では通用するであろうこの親しみをこめたお別れの言葉(あいさつ)。


その女の子のぽやーんとした感じが文章にまで表れているようで、とても好きであった。



 一度、あまりに良い感じで、その『ほなな』でメールを終わらせるので、“きみは良いセンスしてるよ!!”と素直に褒め称えたのだが、“普通のお別れの言葉なのに、この人は一体何に感動しているのだろうか?”と云うようなリアクションをされてしまった。



 関西にもそういう“やわらかい”言葉があるんだ。



 もう一年以上『ほなな』とか『ほな』とか聞いていないし、口にもしていないなあ・・・。

まあ、リンゴの国にいるんだから西の言葉は聞かないのは当たり前なんだけど。