いらっしゃいませ。
・・・いや、ちゃんと開けてましたよ。
開けてましたってば。
開けてたんですよ・・・。
彼が、リンゴの国初観光へ行ってから一ヶ月以上経つのだが、そのその古い記憶を便りに今更続きを書こうとしている。
http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120416
http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120417
http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120421
「・・・どうやら酸ヶ湯温泉を後にして、十和田方面を目指すべく、八甲田ゴールドラインを東へ走るところで前回はぶち切ってしまったようなので・・・、今回は“雪の回廊”こと、八甲田ゴールドラインのレポートからスタートする」
ぶち切った記事の続きを書こうというのに、なんだか偉そうだな。
「城ヶ倉大橋から十和田方向へ戻り、酸ヶ湯温泉を通り過ぎてしばらく走ると、グネグネ道に行き止まりを示す鉄の門扉が建っているところがある。門扉は開放されていたが、おそらく冬場はこの門扉が閉じられ通行止めとなるのだろう。門扉の先が八甲田ゴールドラインらしい」
ほう。
「四月の初めに、通行止めが解除されるのだが、その時はハイキングコースとしてまず歩行者に開放される。全長およそ8kmの雪の回廊を歩くことが出来るんだそうな。今回はもちろんクルマで移動。朝も早いので、クルマを途中で止めて何カ所か撮影しようと思ってたんだけどね」
ふむ。
「平日の午前中にかかわらず、意外に観光のクルマが多い。路上駐車できるスペースも限られていたので、停車させての撮影は数回しかできなかった・・・。こんな感じの雪の回廊が8km続く・・・」
・・・。
「天気が悪くて、曇り空と、灰色の雪の壁の境界が曖昧で、今一つ迫力が伝わらない感じ。晴天であったらもっときれいに映ったかな?」
天気はどうしようもないからな・・・。
「高さは5メートル以上、7メートル未満といった感じかな?上からの重みで圧縮された雪は、もちろんカチカチに固まっている。この後もずっと雪の壁を見ながら東へ走る」
・・・。
「所々道路に水が流れている場所があるが、雪解けの水が流れ出しているところのようだ」
へえ・・・。
「雪の壁を眺めながら走っていて、ふっと思ったんだけど、そういえば酸ヶ湯温泉にたどり着くまでに、4メートルクラスの雪の壁を横目に走ってきたわけだし、住んでる街のアパート近辺だって、大雪が降ると3メートル近い高さの壁が出来てしまうわけで・・・」
え・・・。
「・・・ちょっと素に戻ってしまったけど、これはこれで良い体験であった」
・・・うむ。
「引き続き八甲田ゴールドラインを十和田湖方面に向かって、東南にひた走る」
ふむ。
「旅館でもらった略図では、東南に道なりに走るだけで良いようなので、ナビもセットせずに走り続けた」
ふむふむ。
「細いぐねぐねの一本道を下手くそ運転でゆっくり走るが、後ろにクルマが着いてくる」
ふむ。
「土地勘が無く、全く知らない道なので、スピードを上げることが出来ない。後ろのクルマを先に行かせたいのだけれど、路肩にまで雪の壁が迫っており、クルマを停めることすら出来ない」
ふむふむ。
「後ろのクルマは、まあ、普通の小型車で、別にあおってきたりしてるわけではないんだけれど、気になり出したら後は気になって気になって仕方がない。どこかで道を逸れて先に行ってもらおうと、久しぶりに出てきた大きな三叉路で右折してみることにした」
・・・。
「道路標識には“→奥入瀬”の文字が。奥入瀬渓流に行く予定はなかったのだが、図らずも奥入瀬行きの道に入ってしまった」
あら。
「ところが!後ろのクルマはまだ着いてくる!行く方向が同じだった!道を逸れた意味なし!」
あらあら。
「何とか路肩に寄せて後続車を先に行かせて改めてナビとかチェック。どこに向かっているのか見当すら付いていなかったからね」
ふむ。
「まあ、結論から言うと、正しい道に入っていた。略図はあまりに略しすぎていて、途中を直進する図になっていたが、実際には奥入瀬方面に右折するのが正しかったわけだ」
ほほう。
「というわけで、無計画この上ないが、雪だらけの奥入瀬を横目に十和田湖方面へ」
・・・。
「森の中を清流が流れているが、雪のためにほとんど川辺には近づけなかった」
それは残念。
「こうした大小の滝があちこちに点在しているが、なかなか良い撮影ポイントがない。細い道とはいえ観光のためだけの道ではなく立派な国道。十和田方面に向かう車はこの道を通らねばならないようで(他にもバイパスがあるらしい?)、なかなかクルマを停められるポイントが見当たらなかった」
・・・ふむ。
「奥入瀬は多分雪の時期よりも、夏に来るもんだね。涼しげな森の中を流れる清流。緑もきっとその頃には美しいに違いない。行った時は、一面に積もった雪を見に行ったようなものだった・・・」
なるほど・・・。
「さて、改めてナビを十和田湖の南側にセットして、グネグネと曲がりくねった山道を今度は西南に向かって走っていく。そして十和田湖畔の東側にやっとたどり着いて・・・」
ほう。
「・・・次回!冬の十和田湖編に続きます!・・・いつ書き上がるか分からないけど・・・」
・・・またぶち切った!
まあ良い・・・。
ただ、予告をしたからにはちゃんと書き上げよ、小人よ!
今回はこの辺りで終わる。