Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

雪を見よう5  酸ヶ湯温泉 八甲田ゴールドライン 奥入瀬 十和田湖

 いらっしゃいませ。


 ・・・暖かくなってくると、キッチンとかにアレが出てこないかとても気になってしまうんですよ・・・。

 なぜ人類はアレが怖いのか?





 彼が久方ぶりにリンゴの国観光の続きを書く気でいるらしい。

http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120416

http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120417

http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120421

http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20120512


「もうすっかり初夏な感じで、よほど山奥とかに行かないと雪なんかに出会えないんだろうけど、まだまだ春先の話題を引っ張ります。というか書き上げたい・・・」




さもありなん。




「前回リンゴの国ではメジャーな観光地・奥入瀬をさっさと素通りしたというような下りまで書いたと思う。その後ナビを頼りに十和田湖の南側の遊覧船乗り場やおなじみ『乙女の像』なんかを目指してクルマを走らせたんだ」





ほう。





「面倒くさいんで行程はザックリすっ飛ばせていただいて・・・」





あら。





十和田湖畔の東側まで来たんだ」





ほう。





「南側の遊覧船乗り場へ行くには“左折せよ”というナビの指示であったけれど、ふと右折側にも“遊覧船乗り場”の看板が」






おお。






「道を間違えたのかなとも思ったが、どうやら湖畔東側にも遊覧船乗り場があるらしい。物見遊山で行ってみることとした。タイミングが良ければ遊覧船に乗ってみるのも良いかもとか思いながら」






ほう。





   遊覧船乗り場の女性 「遊覧船ですか?」





   彼  「これから乗れる船はありますか?」





   遊覧船乗り場の女性  「まもなく出航ですが・・・、車で来られてますか?」





   彼   「そこの駐車場に停めてますが・・・」





   遊覧船乗り場の女性   「ここの乗り場から出ている遊覧船は、周遊ではなく湖の南側に行って戻ってこないんですよ」




   彼   「え?じゃあ、クルマは・・・」






   遊覧船乗り場の女性   「南側の遊覧船乗り場まで、係の者がお運びします。有料になりますが」






   彼   「ああ・・・。そういう感じなんですか・・・。南側の遊覧船は周遊ですか?」





   遊覧船乗り場の女性   「約1時間の周遊コースです。南側へはクルマで10分くらいです」





   彼   「・・・ではそちらを目指してみます・・・」





・・・片道か。





「・・・そのまま手ぶらでクルマに戻るのもしゃくであったので、一応東側の遊覧船乗り場から観た十和田湖の写真を撮ってみた」






ほう。





「しずしずと出て行く遊覧船。そしてまさに鏡のような静水面。曇りまくった天気が全く恨めしい!」





ふむ・・・。






「ともかく、ナビを頼りに再び湖の南側の遊覧船乗り場へ向かうことにした。ついでに言っておくが、絶対に10分では着かない距離であった・・・」






・・・。






「やがて観光ホテルなどが並ぶ区域に。どうやら目的地が近いらしい。遊覧船乗り場の駐車場らしきところへクルマを乗り入れた」






ふむ。





「オフシーズンだけあって、駐車場には余裕の駐車スペース。これはこれでありがたい。向かいの観光なにがしの建物で遊覧船のチケットが買えるらしいので、早速アタックを敢行する」






     
   彼   「遊覧船、まだ乗れる便ありますか?」





   観光なにがしの女性   「え?・・・(オフシーズンにオッサン一人で遊覧船?本気?それとも究極のボッチ?)・・・ええ、まだ最終便がありますよ。・・・ただ次の便が約2時間後なんですが・・・(ボッチ、待たなくていいよ・・・。帰ってもいいよ、ボッチ)」






   彼   「・・・じゃあ、その2時間後のやつ一枚下さい」







   観光なにがしの女性   「・・・!?・・・分かりました。ではこちらのチケットになります。船の名前は**丸です。出航の30分前から乗船できますので・・・(・・・すごい。このボッチ、“本物”だった・・・)」






・・・。






「というものすごい心理戦を制して、乗船チケットをゲットしてきた」






・・・まあ良いが。

で、乗船まで2時間近くあるわけだが。







「2時間の待ち時間があると聞いた瞬間にプランは出来ていた。まずはお約束の“乙女の像”を見て、さらに地図上の表記ではすぐ近くであろうと思われる十和田神社も覗いて、さらに観光地らしい昼食がとれれば上出来、という感じだ」






ほほう。






「まず、駐車場の近くにあった観光案内板で“乙女の像”がどこら辺にあるか見てみたんだが・・・」






ふむ。





「まずその観光案内板に近づくのが一苦労であった!オフシーズンの観光地、除雪作業が行き届いていない部分が多く、その観光案内板周辺もぐしゃぐしゃの雪だらけ!下手に足を突っ込むとくるぶしくらいまで水浸しになりそうな状態!とりあえずハイカットのアウトドア用のスニーカーに防水スプレーをかけたものを履いてきて正解であった・・・」






・・・。





「とにかく、何とか案内板を見てみると、“乙女の像”へは遊覧船乗り場から東へ10分近く歩かなければならないらしい。しかも地図上で見ると途中から道が途切れている・・・」






おお?





「数分東へ歩いてみたが、なんだか大粒の雨までぱらついてくるし。いったんクルマに戻り、行けるところまでクルマで行ってみることにした。ダメなら引き返せばいい」





・・・ふむ。






「クルマで東へ3〜4分。どうやらその先には道(舗装路)がないというところまで来た。一応休業中のお土産物屋さんの駐車スペースになっているようなので、そこにクルマを置いて『乙女の像まで3分』という立て看板を頼りに歩き出した。オフシーズンなので、駐まっているクルマはほとんど無い。駐車スペースが無いとかでイライラさせられることがないのがオフシーズンの強み」







そうだな。





「看板を頼りに歩き出すと、そこは湖畔の波打ち際。遊歩道やうっそうとした森が右手に見える」







ふむ。






「先を見ると以外にも観光客らしき姿もちらほら。シーズン中はかなり賑わうんだろう」







ふむふむ。






「因みに、“3分”なんて看板には書いてあったが、とても3分で着くような状態ではなかった。ここでも深い残雪が行く手を阻む!場所によってはぐずぐずになっているところや、つるつるになっているところがあり大変足場が悪かった。観光に来られているのは主にご年配の方が多かったので、ちょっと周りの皆さんが心配になった。中には普通の革靴とかで来られている方もいたので・・・」






それは危ないな。





「まあ、とにかく数分かけて湖畔を歩き、やっとたどり着きましたぜ“乙女の像”」






ほう。







「アングルを変えてもう一枚」







・・・。






「女性の手のひらは、見る場所によってはふれあっているようにも見える。かなり計算された配置になっているんだと思う」






ふむ・・・。






「台座に碑文があり、読んでみるところによると、国定指定公園になって何年かした記念で、十和田湖を世に知らしめた文人の大町某さんと、当時の県知事と、当時の村長さんとかの功績をそれぞれ称えるためにかの高村光太郎氏に記念碑の作成を依頼したみたいな内容であった。この作品が高村光太郎氏の遺作であるとか無いとか」





ほう。





「既に記憶が曖昧でしかも写真が悪くて何書いてんのかさっぱり分からないけど多分そんな文章であったように思う」






・・・。






「因みに高村光太郎氏の文も刻んであって、なんだか『鉄とブロンズで出来たこの像が、やがて自然とともに風化していくのも、良いなあ』みたいなことが書いてあって(多分上の写真)」






・・・ふむ。






「さらにその横には最近の青森県知事の文が刻まれてあって。“風化してきたんで、しっかり補修しときました!”みたいな内容で(多分下の写真)」







あれ?





「まあ、観光地における侘びさびなんてそんなもんかななんて思ってみたり・・・」






・・・。
まあ、安全第一だしな。






「とにかく、予想以上に力強い、かつ繊細な感じの作品でした。良い感じでした」






それは良かった。






「乙女の像から今度は森の方へ目を向けて、案内板によるとそこから徒歩1分らしい“十和田神社”へ向かってみることにした」






目的2だな。






「もうぼちぼちスマフォのバッテリーがヤバイかなということを認識しつつ、森の中の遊歩道を歩く」






ふむ。







「ここでも残雪が行く手を阻む!一歩踏み出すと、グズッと足が沈み込む!結構な時間をかけてやっと十和田神社の鳥居までたどり着いた」







おお。






「バッテリーは残り13パーセント。本殿の写真くらいは大丈夫だろうと思っていたが・・・」






ふむ。






「神社の石段を登り、本殿を参拝していざ写真をと思ったらスマフォがダウンしていた。再起動してみたがまたまたかってにダウンしてを繰り返し・・・」







ほう。







「結局神社を離れるまでこの異常は続いた。神様が取材拒否をされていたのか・・・」







・・・バッテリー切れだ、それ・・・。






「というわけで神社の写真はない・・・。神社自体はこぢんまりとした神社であったが・・・」






ほう。






「ポイントは神社の参拝道の横にある急な階段。今回行った時は、雪のため立ち入り禁止であったが・・・」






ほほう。






「その階段を上り、さらにその先の急勾配を、鎖を伝いながら登ると、十和田湖に突き出た半島の一つの頂上に出ることが出来るらしい」







ほう!







「そこは占場(うらないば)というところで、十和田湖を望みながらお祈りをするところらしい。行ってみたかったけど今回は断念」







まあ、雪には勝てないな。






「移動に結構時間を取ってしまったので、とりあえず食事が出来るところを探そうと思い、クルマを停めているところまで戻ることにした」







ふむ。







「戻りながら湖畔から一枚。スマフォ動くし」






あれ。






「湖の小さな島の上にはお社が。写真ではわかりにくいと思うけど、島は六角形の柱の集合体で出来ている。溶岩が固まってできるやつだ、確か」





・・・。






「・・・さて、次は十和田湖の昼食編でお会いしましょう!」





あれ?またぶち切った?

書き上げるつもり無し?




「疲れました・・・」





まあ、良い。

もう少し持続力をつけよ、小人よ!