Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

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リンゴの国観光Part.2 鰺ヶ沢へ行ってきた・外伝


 さて、今回日帰りで鰺ヶ沢まで行ってきて、念願のわさおさんとの邂逅を果たしたわけだが、今回は少しだけ、そう、ほんの少しだけ長毛秋田犬(あいたいぬ・あきたけん)について書いてみたいと思います・・・。




 わさおさんは、とてももじゃもじゃしていて、皆さんが良くイメージするであろう毛足の短い秋田犬とは少々見た目が異なる。しかし、彼は秋田犬なのだ。


“秋田犬”に関する詳細は、wikipediaなどをご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%8A%AC


 簡単に書いて行くと・・・、


・昔、秋田ではお侍さんの間で闘犬が盛んであった。


・強いワンコを育成するにあたり、当時その地方に昔からいた和犬(特に狩猟用に飼われていたマタギ犬)を元に、交配を重ね大きくて強い犬を作っていった。


・強い犬を作るために、北海道犬や、樺太犬(『南極物語』の“タロとジロ”で有名。毛足はふさふさ。既に絶滅しているらしい)、さらに土佐犬、海外の大型の強そうな犬なんかをどんどん交配させた。


・強くて大型の犬は出来るが、当然和犬の面影はどんどん無くなっていく。


・明治になって闘犬が禁止になり、さらに日本種の独自の良さを取り戻そうという運動が起き、様々な種が混じり合ってしまった秋田の犬達を和犬の面影が戻るように再度交配を重ねる。


・そうしてできあがった最初の9頭を『秋田犬』として認定し、国の天然記念物として認定を受けるに至った。これが1931年。つまり、なんだか長い歴史がありそうな感じの秋田犬の歴史は、実のところまだ100年ちょっとくらい(天然記念物に指定されてからと考えると、100年にも満たない)。


・現在の秋田犬の特徴としては、“大型犬で、体、肢、吻は、がっしりとしている”“毛色は主に赤(茶色)であり、鼻先や眉、腹・手足などが白い裏白。虎(黒色)、白色なども存在する”“三角の立ち耳、クルリと巻いた巻き尾”などなど・・・。さらに品評会では60項目のチェック項目があるとか。これらを総合したのが皆さんがご存じの“秋田犬”の姿になる・・・。


・育成をされている方などはもちろんその姿の種を作ろうとしておられるし、その上、国の天然記念物なので純血的姿形が求められるであろうことは想像に難くなく・・・。


・ところがたまに現在の短毛の姿ではなく、先祖返り的に長毛の子供が生まれてくる。その子犬たちは・・・?







 わさおさんのその愛くるしいルックスのおかげで、長毛の秋田犬はほんの少し社会的認知度を得た。しかし、長毛の秋田犬はやはり本流ではない。



 難しい問題。あまり偉そうな事は書けないので、こんな話もありますということだけ、読んだ方の記憶にとどめていただいて・・・。



 申し訳ありませんが、この記事の内容に関しては、かなり難しい問題であると思いますので、このまま筆を置かせて頂きます。長毛秋田犬を専門に扱っておられるサイトなども多数あるようなので、その他情報などはそういったサイトをご覧下さいませ。