Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

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仙台の夜・上原ひろみ ザ・トリオプロジェクト Hiromi The Trio Project featuring Anthony Jackson & Simon Phillips Japan Tour 2012 仙台公演 その2

 いらっしゃいませ。


 本格的な冬ですねえ・・・。


 ・・・じゃあ、本格的ではない冬というのは・・・?


 まあ、良いですが。





 彼のライブ観覧記。




「2012/12/04に、仙台市で行われた上原ひろみ氏のライブの様子をちょっとだけ書きたいと思います」





ほほう。





「仙台でライブを見て、ちょっとだけ感想を記事にしたんだけど、この数日で閲覧数が増えております。おそらく大阪二日間、さらにファイナルとなる東京二日間の公演を観て、その勢いで“上原ひろみ”“ライブの感想”とかで検索をかけた人が覗きの来たのではないかと思われる」





ほうほう。





「同じ感動を共有した人達が見てくれたのはちょっとうれしいかな。もちろんそれぞれセットリストは違うと思うんだけど」





まあ、会場とかその日のノリとかでセットリストは違うだろうな。






「まあ、とにもかくにも仙台公演。場所は電力ホール。仙台では老舗のホールらしい」




ほう。





「1000人規模のホールなんだけど、二階席を持たず、すべて一階席の広いフロア。個人的にはこの手の造りのホールは好感が持てます。出っ張った二階席の下の席って、あまりにも音が来ないホールが多くて・・・」





そうだな・・・。





「この造りのホールだと、後方の客席のお客さんにもそこそこ良い感じで音が行くと思いますね。後方まで聴きに行ってはいないですが。あ、PAは客席後ろでやってましたね」





ふむ。





「さてさて今回は!とにかく席が良かった!!まさにミラクル!!!」




おお。





「なんと、列は一桁台で、しかもどセンター!!うれしすぎる!!!」





おおお。






「ボッチで行ったので、一枚だけしかチケットを取らなかったのが良かったのかも知れない。ともかくラッキー!!」





まあ、それで一生分の運を使い果たしたかも知れないがな。





「少々見上げる形になるのと、PAバランス的にはもう少し後方のほうがとかいう話もあると思うんだけど・・・、そんなこと、この臨場感に比べたら全く些末な話!!!」





テンション高いなあ・・・。




「周りもボッチのお客さん多かったですね。あと、スーツを着た仕事帰りのサラリーマンさんが多かった」





ふむ。





「しかし、どうも最近ライブに行くと、どうもデッドな感じのホールに当たっている気がする。夏に行った神戸国際会館もそうだったし・・・。このホールもちょっとデッドですね・・・」





・・・。






PAの圧力ではなく、なんだろう、ホールの持っているパワー感というか、キラキラ感というか・・・。デッドだとどうもその辺りが・・・」





贅沢を言うな。






「ともかく、ライブがスタート。上原ひろみ氏と二人のスーパーミュージシャンが下手袖から入場。おお!さすが一桁列!よく見える!」






ほう。






「・・・ちょっと氏がお痩せになっているような気が・・・。ツアーが過酷なのでしょうか。個人的にはもうちょっとフクフクしていた頃のほうが・・・」





・・・。




「あ、どうでも良いけどPARCOのCM、良い感じだよね。ついでに言うと、YAMAHAのCMもとても良い感じ」




そうだな。





「1曲目はちょっと演奏がぎこちない。PAのバランスもぎこちない。特にドラムのバランスがいけてない感じ。タムが前に出すぎ。ピアノを食い過ぎている。そんな印象。まあ、それも2曲目に入るまでには落ち着くんだけど」






ふむ。





「二曲目の後半に、ちょっとしたハプニング。サイモン・フィリップス氏の右手からスティックがすっぽ抜けて天高く舞い上がり、舞台奥へと消えていった。名手サイモン・フィリップス氏でもそんなことあるんだなあ」






それはあるだろう。






「そして、バランスが良い感じになった2曲目からは、おなじみの音の洪水が押し寄せてくる・・・。あふれる音に座席に押しつけられる快感。うねりに身体を任せる快感。細かな音の粒に何度も殴られる快感。そして、徐々に温度が上がっていくその波に、少しずつ身体を溶かされていく快感・・・」





・・・。






「凄いものは単純に凄い。それを見せつけられるともうそれには納得するしかない」






うむ。





「これだけの演奏と曲構成、それにノリ・・・。舞台上ではたった三人が演奏しているだけなのに、ここまでくるとそれだけで超一級のエンターテインメントに昇華する」





おお。





「しかし、舞台から近い席でないと分からない事ってあるよねえ」





・・・?






上原ひろみ氏は、演奏中に舞台から客席に“どう?ノッてる?”という視線を送ってくるんだけど、この視線を送ってくる感じがものすごくよく分かる」






ほう。






「ときどき“今、目があった?”みたいな気になるし」






キミはジャニーズのコンサートへ行く人か。





「あと、“ウーン”とか“イェイ!”とか、氏の演奏しながらの声がものすごく良く聞こえる。生々しい」





それは良い感じだな。





「あと、アンソニージャクソン氏のFODERAが、ネックからボディーまで、本当にワンピース設計なのも見ることが出来た。貼っているのはトップ材と指板だけなんだぜ。すごいすごい」




すごいすごい。





「ともかく、今回は大変ラッキーなライブでした」





良かったな。


それはさておき、この程度の内容では今一つ伝わらんのではないかと思うのだが・・・。

それどもぶち切るのだな・・・。



今回はこの辺りで終わる。