Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

店員さんの好みは

 いらっしゃいませ。

ふふふ。

雪解けの味がします。

ふふふ。

へへへへ。




 彼が古本屋さんへ行ったらしい。



「店員さんに本の在庫を訊いたときの反応がちょっと面白かった」




ほう。





   彼   「あの、探しているマンガがあるんですが・・・」






   店員さん   「はい。タイトルは・・・?」






   彼   「『ガンスリンガー・ガール』という本なんですけど・・・」






   店員さん   「・・・がん?すりん?・・・えーと、どこのから出てますか?」






   彼   「・・・どこの?(出版社とかレーベルとかか?)たしか電撃コミックス・・・」






   店員さん   「・・・電撃コミックスなら・・・、こちらですね。・・・えーと、14巻と15巻しかないですね」





   彼   「あ、15巻だけで良いので大丈夫です」






   店員さん   「・・・はい、ありがとうございました」






   彼   「あ、ついでにもう一つ良いですか?『うさぎドロッ・・・」






   店員さん   「・・・!こちらです!」






   彼   「あ、はい・・・」






   店員さん   「あ・・・、あいにく1巻と3巻と9.5巻しか出てませんが・・・。もしよろしかったらまだ査定されてない分の在庫があると思いますので持って来ましょうか?少々、少々お待ち下さい!!」タタタタタ...







   彼   「あ、はい・・・」







   店員さん   (3分後)「お待たせしました・・・!こちら在庫を確認致しましたら、少々傷みがあって100円の分があるのですがこれで10巻まですべて揃いますが!」







   彼   「じゃあ、足りない分は100円の分で・・・。えーと、それ以外の分は400円の分で・・・」







   店員さん   「はい!ありがとうございます!あ、値札!査定!値札!今値段つけます!今つけます!今値札つけますのでお待ち下さいね!!」







   彼   「ああ。ありがとうございます」







   店員さん   「では、こちらで。ありがとうございました!」






勢いがすごいな。



「多分、『うさぎドロップ』、好きなんだろうな。ちょっと良い反応が見られたので面白かった」



なるほど。

まあ、記事としてはそれだけの記事と云うことだな。

今回はこの辺りで終わる。