Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

短い 読書感想文 『夜行』 森見登美彦 著 を読んだ


ネタバレ注意


森見氏独特の、湿気をふくんだ闇。

それは「夏の尾道」でも、「冬の津軽」でも。


闇は文字通りの『闇』なのか、それとも心の闇なのか。


単純に“並行世界物だね”的にカテゴリーわけをする人が居たら、それはちょっと短絡的すぎるかな。

良質なファンタジー中編。


ただ、個人的にこの表紙絵が、…。

どうも『長谷川さん』のイメージでも、『右手を挙げている女性』のイメージでも、『リュックを背負っている女子高生』のイメージでも無く…。

それは求めすぎというものか…。