Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

臭い!

ヨーグルトの村は農繁期に入ったらしい。


田植えを前に田畑に肥料を入れているようだ。


これが、


とてつもなく、臭い。



恐らく牛糞などが元であると思われるのだが、およそ目に付くところ全てに撒かれているらしく、辺り一面に糞便の匂いが立ちこめている。




この匂いが部屋の中に充満していて、息をするのも嫌になる。


消臭剤をスプレーしてみたり、畳にリセッシュを撒いてみたりしたが全く焼け石に水である。




この感じは、小学校のお絵かき遠足で動物園に連れて行かれたときの感じ・・・。


そう。今、動物園のインド象の柵に居るのと大差ない状態だ…。大げさでは無く…。



例えばこれが、横の工場から異臭が漂ってきてとかなら訴訟を起こせるかも知れない。


変なたとえだが。


…いや、訴訟を起こしたいくらい臭い。


この匂いが、カーペットを、カーテンを、衣服を、さらには布団を!


糞便の匂いにするのだ!



糞便の匂いのする服を着て、糞便の匂いのする布団にくるまって!



逃げたい。外に逃げたい…。


だが外はもっと臭いのだ!



どこにも、どこにも逃げ場が無い!!



現在、換気扇を全開にしてひたすらに臭気を外に吸い出そうとしているが、その行為もまた焼け石に水でしか無いことは分かっているのだ。



この部屋でこれから夕食を食べるのだが、恐らく、どんなものを食べても脳内では糞便にしか変換されないのだ。