Soundfort ハイブリッドチューブアンプ『QS-9』をここ数ヶ月使用しているが、真空管のリプレイスを試みた。
購入時に装着されている真空管は、中国製の真空管で“6C3”というものである。真空管が死んでしまった場合の交換部品として、Soundfort社より同じ型番の真空管を購入することが可能である。またAmazonの同社サイトでも取り扱いがある。
いきなりぶっ壊れてもまずは一安心。
ただ、今回やりたかったのはリプレイスなので保守部品として同型の真空管を購入するというわけでは無い。
真空管は全くの素人。
まず、この“6C3”という真空管についてネットで色々調べてみた。
・“6C3”は“6CM4”という型番のものと互換性があるらしい。
・“6CM4”は“EC86”というものと互換性があるらしい。
・“EC86”は“E86C”“EC806S”と互換性があるらしい。
・・・ほう。
さらに、
・“6C3”は旧ソヴィエトやウクライナなどの東欧製真空管“6S3P”の中国版コピーらしい。
・“6S3P”は東欧版“EC86”と云われているらしい。
・“6S3P”は、“417A”という真空管とも互換性があるらしい。
・“6S3P”には類似管に“6S4P”という管があるらしい。
という事は、
“6C3”≓“6S3P”≓“EC86” みたいな感じなのだろうか。
という事は、“6S3P”とか“6S4P”とか“EC86”辺りの型番を探して購入すればリプレイスが可能ということか?
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と、ここまでは調べると割と速くたどり着けた。
だが購入できるところを探すと、『ネット・オークションでたまに見かけるので』とか、『e-bayで探すと』みたいなあまり手軽な感じでも無く。
というわけで、国内で普通にネット販売していて恐らく普通に在庫持っているんじゃ無いかなと云うお店を探してみた。
ここからがメモ本文。
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「球露屋」さんホームページ
旧ソヴィエト・東欧の放出品などを扱っている。
「カテゴリー/真空管」、「キーワード/EC86」
旧ソヴィエト製真空管“6S3P”、“6S4P”
神田「クラシック・コンポーネント」さんのホームページ
http://userweb.pep.ne.jp/classic/open.htm
画面左「MENU」から、“EUROPIAN”を選択。
RTC製(フランスらしい)の“EC86/6CM4”が販売されている。在庫の有無は店舗にメールで問い合わせる。
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本文終わり。
それぞれ購入して交換してみた。
音の善し悪しとかは今回は書かない。
元々着いていた“6C3”。☆マークがなんとも中華的雰囲気。
旧ソヴィエト製、“6S3P”。ちゃんと動作する。
ハラショー。
旧ソヴィエト製、“6S4P”。動作する。
ただ、4本(2ペア)購入して、1本が数日で死んだ。
まあ、真空管なので。そんなもんだろう。
RTC製の“EC86”。フランスのメーカーらしかったのだが、これはオランダ製っぽい。
ちゃんと動作しましたよ、マドモアゼル。
写メは空箱。中身はアンプに挿している。
注文時にメールにて出来るだけ特性の近い物をお願いしてみたら、ちゃんと『MATCHED PAIR』で送ってもらえた。
まあ、素人のメモって事で。