Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

こぼれ話・1 『ケチャッパー!!!』

 いらっしゃいませ。


 こう・・、コップの下にですね、一合枡とかお皿とかを置いてですね、なみなみとすり切り一杯まで水を注いでですね・・・、


おっとっと・・・。


ほら!このちょいとこぼしてみたりするのが日本酒が旨い居酒屋みたいで風情がないですか?


・・・はははは。
・・・・そうですね。


普通に注ぎます。



 彼は2010/02/13,14と、劇団『とり鉄人』の第11回公演『妖怪戯曲』の公演場所にいた。その時に後輩のAO嬢(素敵女子)と談笑をしていたときのことである。


AO嬢(もちろんアドミッションズ・オフィス入試の略)は、差し入れでもらった調理パンのマヨネーズにどうも納得できないらしい。



 彼 (常に『いてつくはどう』を浴び続けている) 
ツナマヨのパン、おいしいと思うよ?」



  AO嬢(少子化対策一芸入試) 
「ダメですよ!マヨネーズって、何でもかんでもマヨネーズ味にして、・・・こう、周りを浸食していく感じがダメです!」



  彼 
「・・・でも、何にでも合うよ、マヨネーズ。」



  AO嬢(常にミニマムの魔法にかかっている) 
「合わないですよ!ポテトサラダとか、周りの食材をマヨネーズ味に浸食していくんですよ!」



  彼 
「・・・そうかなあ。ご飯にマヨネーズとか、全然いけると思うんだけど・・・」



  AO嬢(ホビット村出身) 
「違いますよ!ご飯にはケチャップですよ!」



  彼 
「・・・え?」



  AO嬢(指輪を火山に捨てに行く) 
「ご飯にはケチャップです。私、ケチャップすんごい好きなんです!『ケチャラー』なんです!」



  彼 
「・・・『ケチャラー』?・・・とにかくやった事無いんだけどご飯にケチャップは合わないと思うぞ」



  AO嬢(ハラハラドキドキ『サンプラー娘』) 
「合います!!!(キッパリ)」



  彼 
「おお、すごい。言い切った」



  AO嬢(何度も書くが素敵女子) 
「例えば、オムライスの中身は何ですか?ケチャップライスですよね?合いませんか?あうでしょ!そうですよ、ケチャップはご飯に合うんです!個人的にはご飯にケチャップかけただけでもいけます!」




  彼 
「す、すごい説得力だ・・。何だか納得してしまった・・・」




  AO嬢 
「『ケチャラー』ですから!『マヨラー』ならぬ」




  彼 
「むう、恐るべし『ケチャラー』・・・」




  AO嬢 
「・・でも個人的には『ケチャラー』より『ケチャッパー』のほうが響きが良いんで、『ケチャッパー』でいきたいんですよ!!なので、これからはケチャップ好きの事を『ケチャッパー』と呼んで下さい!!」



  彼 
「・・・確かに響きが良い!!『ケチャッパー』か!!!判った!!!」




 彼が何を判ったのかは漫然としないがAO嬢(早くお天気のお姉さんになれ!)のケチャップ好きの気概は感じられた。ということでこれからはケチャップ好きの人のことは『ケチャッパー』と呼んであげていただきたい!


ケチャッパー!!!」