年の瀬を迎えた悪人
いらっしゃいませ。
『本年の営業は本日で終了いたします。良いお年をお迎え下さい』。
張り紙を貼ってと・・・。
年の瀬にもかかわらず、彼はまた悪事を働く算段をしているようだ。
「通販でこのようなソフトを購入」
・・・。
「『DVD fab BD&DVD copy』。国内で販売されている正規の製品版」
・・・ほう。
「“DVD copy”などと書いてあるけれど、著作権の問題もあるので、この商品を購入したからといって、市販のDVDやBlue-Layをちゃらっとコピーできるなんてわけではないですよ」
・・・。
「Amazonの評価なんかで、アレのために購入したのに全く使えないカスソフトであったとか、これは神ソフトであるとかって、評価が真っ二つに分かれているソフトで・・・」
・・・ほう。
「値段の高い海外版では可能な神能力が、国内の安い正規版では全く使えずまるで牙を抜かれたような状態であるという」
・・・ふむ。
「元々このソフトがフリーウェアで出ている頃から知ってはいたんだけれど、今一つ良い評判を聞かなかった。本気でアレに取り組むならやはり“A*yDV* HD”(通称:赤い狐)であろうという評判であった。“DVDfab”の開発元が中国であるってのも引っかかってたし」
中国製ソフトか・・・。
「ただ、“赤い狐”は、購入しても2年でライセンスがきれてしまう。そのたびに結構お高い金額を払うのもちょっと抵抗があった」
ふむ・・・。
「で、このたびデスクトップパソコンにブルーレイドライブを取り付けたのを機に、気になっていた“DVDfab BD&DVD Copy”のアレが出来ない国内正規版購入した。評価が真っ二つに割れているけれど、“良い評価”のほうを信じてみることにした」
・・・望んで人柱になるのか?
「まだ、ちょっと触っただけだけど・・・、どうやら“アリ”ですな・・・!」
ほほう・・・。
「うまくいかないという方は、“Pas*K*y製品版”が、PC起動時にちゃんと常駐しているかを確認してみましょう(DVDfabより先にインストールしないこと)。あと、“DVDfab”自信も、初回インストールしたらすぐにアップデートを確認した方が良いようですね」
・・・まあ、そういう風にして、悪に染まっていくわけだな・・・。
悪人の戯言はこのくらいにして、今回はこのくらいで終わる。