いらっしゃいませ。
どうされたんですか?
・・・自衛手段?
そ、それはコンソメ?何だかキャラメルの包みみたいですが・・・い、入れるんですか?
そうですか・・・そこまで水が・・・
いや、メニューはちゃんと考えてはいるんですが・・・いいわけですかね・・・
・・・それより、そこまでして、なぜこの店に来るんですか?ほかの店に行けば何か別の飲み物が有るわけで・・・
・・・あれ?・・・・・・・・・・・・・・・じゃあ、お水はこちらです・・。
彼は前回のブログで、来月に迫った劇団『とり鉄人』の公演『妖怪戯曲』の稽古について、次のブログで書くこという事を宣言した。書くよね?
「えー、今現在そのつもりでPCの前に座っております」
というか、ここは何所?
「三宮のネットカフェ」
休日なんだから自宅で書けばいいじゃない!!
「昼食を食べに出て、ついでにここへ入った。というか、暖房設備が一切ない自室で長時間PCの前に座っていられない!!のでおもわず・・・」
文章起こすの、本当に遅いもんな・・・たぶん昨日の出来事を書くだけで2時間近くかかるんじゃないか?
「最近はかなり速くなってきているんだけどね・・・」
訓練したまえ。それより、かなり打ちづらそうだね。
「IMEは手勝手も違うし、なにより変換がバカすぎる!」
ああ、ATOKユーザーだったね・・・まあいけるところまで頑張りなさいよ。
「がんばります。バカ返還で、ヘンカンデ、変換で」
彼は昨日休日であったが、夕方から劇団『とり鉄人』の稽古を見に行く予定としていた。なかなか予定が合わず、稽古の参加を延ばし延ばしにしていたが、ようやくスケジュールが合い、参加できることになった。
昼過ぎに起きだした怠惰な彼は、突然「昼食にかつ丼が食べたい!!」と思うようになり、ランチタイムも終わった14時過ぎに神戸市の中央、三宮に降り立った。
目指す場所はかつ丼専門店『吉兵衛(よしべえ)』である(このあたりの件が必要なのかどうかがすでにわからないが)。
かつ丼専門店 吉兵衛 神戸市中央区
http://www.katsudon-yoshibei.com/
こちらの店は神戸ではかなりな有名店で、14時をすでに回ってるにもかかわらず、遅いランチを摂ろうというビジネスマンがまだ5、6人並んでいた。彼は久しぶりに行く店なのだが相変わらずの繁盛ぶりだ。
しばし並んで、彼は卵二個と味噌汁でオーダー。
「がつがつ食べたね!」
寝起きから口と脳内が完全にかつ丼モードだったからね!
一応突っ込んでおくが、また散々食い散らかした後に写真を思い出したな!
「すいません、見た目の悪い写真ばかりで・・・」
「食後はやはりコーヒーだね!」
元町までぷらぷらと歩いて、にしむら珈琲・元町店へ
神戸にしむら珈琲店
「にしむらさんの良いところは、コーヒーは言わずもがな、ケーキが御影のセセシオンのやつなんだよ!」
えーと、自称・・
「スイーツ男子です!」
はいはい。で、何を頼んだんだい?
飲み物はストレートコーヒーで「ブラジル・サントス バヒア18」、ケーキは「モンブラン」を頼んだ。どうやら彼的定番であるらしい。
「・・・う、ウマス!モンブラン、ウマス!季節限定、ウマス!」
おばさま達だらけの店内で、彼は心の中で快哉をあげた。
コーヒーとケーキ、それにエンディングを迎えようと盛り上がる読みかけの森博嗣の小説・・・。彼にとってはまさに至福のひと時であった・・・。
お茶の時間を終了させた(要するに本を読み終わってしまった)が、待ち合わせの時刻にはまだかなりある。彼は本屋でさらに森博嗣と米沢穂信の文庫本を買いこみ、なおかつCDショップで「アンドリュー・W・Kがガンダムの歌を英語で歌うヘモいCD」と「フーファイターズのイカすベストCD」を購入し、しかしながらまだ時間をもてあまし気味で待ち合わせ場所の西宮北口駅へ向かった・・・
「・・・続く」
ええ?!
まだ、芝居の稽古に行きついてないじゃないか!!
「次こそ必ず・・・というかとりあえずこの環境(IME変換と腰の痛くなるソファーとぎちぎちな閉鎖空間)で文章を起こすのに疲れてきました・・・」
弱ッちいやつだな!!
「や、読むほうも長文は疲れると思うよ、きっと。うん」
だらだらした日常をだらだらした文章で書いてるだけだからな!!
「・・続きました」
あれ?!
「帰宅して現在極寒の自室で書いてる」
がんばることにしたんだ、極寒の中で・・・
「いやあ、なんか明日にしたらそのままずるずる書かないままで次の稽古日を迎えそうな気がして・・・」
やりかねないね、キミは。しかし室内でエアテックを着込んでいる様が若干滑稽だな。
「次回には、次回に書くべきことを書きますよ・・・。今日は長いよ多分。長くなるよ。長文だよ!」
読んでる人のために意図して短くしてあげてください!
待ち合わせまで30分近く余裕のある彼は暇つぶしに近くのマクドナルドへ入った。
「なんだか限定新製品のアメリカンシリーズのやつが有ってさ」
彼は情報では知っていたがあまり興味のない新製品を食べてみることにした。彼はマクドナルドマニアではないので、あくまで話のネタとしてであるが。クオーターパウンダーすら食べてみたのは最近だ。
で、何てやつが売ってたんだね。
「テキサスバーガー」
どうだったね?
「まあ二度と食べない感じかな」
え?まだ試験販売とかだろ?二度と食べない?
「・・・カレーソースと同じ風味のゆでキャベツ、それにちょっとカリカリ風のベーコンのバーガーだった」
字面だけみたら美味しいそうじゃないかい?
「味が濃すぎて・・・一口ごとにコーラで口の中をリフレッシュしないとなかなか食べ進まない感じで・・・」
ふむ。
「カレーソースのねっとり感も好みの分かれるところかと・・・写真を撮る興味もわかなかった」
なるほど。大枚はたいたB級グルメレポートごくろうさん。マニアの方は戯言なんで耳を貸さないでくださいね。
で、待ち合わせ場所で同行者のMS嬢(もちろんモビルスーツの略)とAO嬢(もちろんアドミッションズ・オフィス入試の略)と合流して稽古場へ向かったと・・・
今回彼がちゃんと稽古場へ行こうと思い立ったのは訳があって、事前情報でMS嬢(素敵女子)より「本日あたり台本が書き上がってる、かも」という話を聞いていたのである。彼がそれまでに手にしていた台本は全体の四分の一程度のものだ。
「ストーリーの全貌が見られる!」
これはとても重要なことである!行かねば!
現場に行くと、お約束のように台本は仕上がっていなかった・・・
彼は思うことにした。
「・・この劇団の作家は、きっと内藤裕敬さんに違いない。いやきっとKERAさんに違いない・・・」
彼は脳内補完に成功し、とりあえずまだ目を通せていなかった部分に目を通しておくことにした。
もちろんスタッフ的収穫もある。
「大まかな舞台のイメージ図ができてた!」
これにより音響チーム的には、限られたスペースに限られた機材を、どこにどのように配置するかがおぼろげに見えてくる。
特に今回公演をする、「ピッコロシアター」の中ホールという場所は、キャパ(この場合はお客さんを入れる事が出来るキャパシティね)150位のの平面舞台、全くのフリースペースである。劇団自らで平台を組み舞台を作っていかねばならない。演出の脳内にどんな舞台イメージが出来ているのかを知るのはとても重要なことだ。
ピッコロシアター 兵庫県尼崎市
http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/
でも、今回は基本的に機材貸しと効果音作成だけの参加なんだよね?
「・・・そうですね・・それほど舞台図を重要視しなくても的なポジションでしたね・・・」
目に見えてへこんだな!!
役者の稽古的にはどう?
「まあ、作品のタイトルが『妖怪戯曲』なんで、出演者のほとんどが妖怪なので・・個性のぶつけがいがあるんじゃないかと。妖怪同士の絡みにそれぞれいろんなアレンジを加えて試行錯誤を繰り返しながら熱く濃い2時間半の稽古であった(細かい内容に触れるとネタバレしそうなので・・・)。」
一つのシーンでも何度もいろいろな可能性を模索しながら稽古が進んでいったわけだ。
今回は主に「妖怪たち」が活躍するシーンの稽古であったが、これに「人間」、「半妖」と入り混ざって渾然一体となってオーラスに向かうはずである。
「必要な効果音も少し見えてきたしね!」
役者の飛び散る汗に勢いを感じた、そんな稽古場だったようだ。
その劇団『とり鉄人』の熱い稽古場日記は下記URLから。また、作・演出の小畑悠のブログ、所属女優の長谷川具子(ともこ)のブログも閲覧できます。ちなみに長谷川具子(素敵女子)は、皆親しみを込めて『グコ』と呼んでおります。
『とり鉄人』ホームページ
http://www.geocities.jp/toritetsujin/
どうした?
「・・・もういいですか。布団にくるまっていいですか。『海雪』歌っていいですか。八甲田山を行軍しなくていいですか。タロとジロを迎えに行かなくていいですか。リチャード・ギアばりに『HACHIー!』って言わなくていいですか・・・」
・・・寒いんだね。
「また次回稽古を見に行った暁にはスタッフ目線の情報などをアップしますので」
ごくろうさん。今日はこれにて解散!せめて暖房器具くらい買えるようになれ!!