いらっしゃいませ。
さっき、ちょっと小腹が空いたんでカップ焼きそばを食べてたんですが、さすがにこれはお客さんには出せません・・・。
そういえば以前にカップ焼きそばに粉末のスープの元が付いてるやつがあったんですがね。作り方の説明を見ると麺のゆで汁でスープを作りますみたいなことが書いてあってね・・・。
いやあ、さすがにその時は別にお湯を温めてスープ作りましたよ。カップ焼きそばのゆで汁を飲むなんて・・・。そば湯じゃないんですから。ねえ。
カップ焼きそばのゆで汁を飲むことを考えたら、水道水に金払うくらい・・ねえ。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』ですよ。
その顔は古典映画のタイトルなんかでごまかされないぞ、って感じですか?
では試しにこのゆで汁にですね・・・
彼は今回は近況などを書いてお茶を濁す気でいる。正直誰もが見ても仕方がないトピックなんじゃないか?
「昨日の頭痛からまだ復帰しきれていなくて・・。まあこれならちょっとくらい思考がほにゃりゃりゃでもなんとかなるかなと・・・」
まあ、致し方なし。ご勘弁を。
年が明けて1月3日、昼食を食べに出た彼は、開いている店を求めて三宮近辺を歩いていた。さすがに人混みがすごく、食事も適当に済まさざるを得なかったが(そこは今回のトピックではないらしい)、食後に急速にコーヒーが飲みたくなってきた。彼のレギュラーコーヒーへの執着はかなりなものがある。基本的に休日の午後はいずこかの喫茶店にしけ込み、唯一の友達である文庫本を読むのが常なのだ。
しかしながら、さすがは国民の休日正月の1月3日、彼が行こうとしたカフェや喫茶店は軒並み混み合っており、まさに芋を洗うがごとしであった。
まあ、三宮の商店街で探そうとする方が無理な相談なのであるが。
そこで彼は貧弱な脳内データベースからちゃんとしたコーヒーが飲めて、かつ、ゆったり出来そうなところを検索した。
彼は三宮を後にし、徒歩で西へ向かった。
JR元町駅西口を北側に抜けて、更に西へ徒歩一分ほど。目指すコーヒー屋さんへたどり着いた。
キャプテンテリーコーヒースタジアム
http://www.captain-terry.com/
ここは姫路市に本社を置く成田珈琲株式会社の直営コーヒーショップ。成田珈琲さんはコーヒーの販売や卸をしている会社なんだそうだ。
さすがは直営店で、生豆を店内の巨大な焙煎機で自家焙煎しており、タイミングが良ければその焙煎機が稼働しているところを見ることが出来るそうだ。
その焙煎機がよく見えるように客席は劇場のように階段状に配置されており、段々を上がってテーブルに着く。お客さんにもサービスする人にもちょいと優しくないが、その分焙煎機がよく見える。
これが大きな焙煎機。
彼が良く行くカフェのコーヒーの味とはまた違うが、これはこれで旨い。
この店の特徴は、好みのコーヒー豆を一人分だけその場で小型の焙煎機で焙煎してくれて飲むことが出来る事だ(残った豆はお家へお持ち帰り)。お店の説明書きによると、本当は焙煎してから2、3日してからのほうが味が落ち着くらしいのだが、生豆を焙煎したてのコーヒーなどそうそう飲むこともないと思うのでそのフレッシュ感を味わってもらえたらええなあ的な感じのことが書かれておった。
商店街の喧噪を離れて彼は穏やかに時間を過ごした。
「JR元町駅西口至近。便利良し」
なるほど。お役立ち情報を気取りたいわけですな。
先日以来、彼は自宅のデスクトップパソコンをさんざんいじくり倒し、結果的に「XP」をクリーンインストールしただけに終わり、これからまだ消えてしまったアプリケーションをぼちぼち入れていかねばならず、なおかつもっとも悲惨なのは3万円近くを投資した「Windows7 Ultimate」がほとんど使えず、無駄投資に終わりそうなことであった。
まさに無駄遣いだよね・・!売ってしまうか。
「・・・うーん、いや、無駄にはしません、きっと。えーと、夏頃に新しいデスクトップを組む、よ?」
思いつきで言ってないかい?
「core i7で、ケースはアクリル。どう?マルチコア。コア八つ」
どうって・・・。まあ夢は語りたまえ、言うだけタダだし。でも多分金欠で実現しないよ!
そんな彼の小市民的日常。