夕方の少々混み合った大阪環状線。
つり革にぶら下がりながら窓の外を眺めていた。
後ろで会話している若いお母さんと小さな女の子の会話が聞くとは無しに耳に入ってきた。
どうやら、天保山へ遊びに行ってきた帰りのようだ。
若いお母さん 「かんらんしゃねぇ」 ニッコリ (←背後の会話で見えていないが、お母さん、多分ニッコリ)
小さな女の子 「あとね、ペンギンさん!ペンギンさん見たの!」
小さな女の子 「あとね!おさかなさん、見た! おさかな、さん・・・」
若いお母さん 「・・・そうだね、おさかなさん、いっぱい見たね」 ニッコリ
若いお母さん 「・・・・・・見たねぇ。くらげ屋さん?・・・見たねぇ」 ニッコリ
和んだ。
周囲の大人の空気が全て。
だが今は鬱。