ああ、いらっしゃいませ。初めてのお客様ですよ。
ええ、今日から営業を開始する予定なんですけどね・・・。かまいませんよ、ゆっくりしていってください。
実はまだメニューが決まってないんですけどね・・・。
メニューの一行目の「水」でよろしいですか？
さて、どこにも何一つ知らせずに、この年の瀬の押し迫った日にこのページが開かれた。
昨今、彼の身の回りでは猫も杓子も（？）ブログであり彼も何となくは興味をもっておった。
しかし、ほぼ引きこもり同様の彼は、どのような形でそれを実行してよいのやらわからず、今ひとつ「ブログ開設」という勇気が絞り出せずにいた。
ああ、悲しきかな、引きこもり。
そのようなときにたまたま彼が好んで読んでいる作家、森見登美彦氏のブログを見つけたのだ。
「おお、天啓！」
引きこもりニートにして文章力の皆無な彼は森見登美彦氏のブログの「感じ」をまるまるパクるという暴挙を思い立ったらしい。
この感じで良いのか？この感じでいくのか？いけるのか？続けられるのか？
彼は愚民である上に、比べうるものが思い浮かばぬほど怠惰なのだ・・・。
特にドラマのない日常を、どれだけ脚色する気なのかはもはや想像の範疇を超えるが、ともかく開設してしまったのだ。
「ぼちぼちとアップしていきますよ、きっと。」
日記くらいかける大人になれ！
ともかく開店らしい・・・。
愚かなり！愚かなり愚民！
