Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

テンネンオンセン − 『万葉倶楽部・神戸』へ行ってみた

 いらっしゃいませ。


 あ、アルコール消毒のボトルを置いてみました。ぜひお使いください。手にプシュッと。


 インフルエンザだとか、ノロ・ウイルスだとか、何かと騒がしい世の中ですから・・・。





 彼は過日、神戸市中央区の温泉施設、『万葉倶楽部』でひとっ風呂浴びてきたらしい。

良いご身分であるな!!





「・・・ハーバーランドへはソフマップへ中古パーツを売りに行ったんだけどね」





ほう。






「確か3000円くらいで買ったPCI to SATAのボードが買い取り100円とか言われて・・・」




安ッ!





「さらに中古マザーボードを買ったときに付いていたおまけのビデオカードは動作しなかったと言われて0円での引き取りとなった・・・。まあ、これは仕方がないけど・・・」






まあ、動作しなかったのなら仕方がないか・・・。






「CPU売ったときは結構高く買い取ってもらえたんだけどなあ・・・。SATAのボードが100円ていうのはきつかった・・」






なるほど・・・。






「で、せっかく出かけたにもかかわらず、なんだか何も成し遂げられていないような気がして、帰り道にあるこの温泉施設へ入ってみようと思ったんだ」






ほう・・・。






「元々大阪ガスがもっていた商業ビルで、バブル期は結構テナントが入っていたんだけれど、ハーバーランド自体が寂れていく傾向にある中で、大阪ガスも手放して、映画館もつぶれて、高層階が空きテナントだらけになっていてかなりアララな状態だったんだけれど、そこへこの温泉施設が最近出来たわけだ」






ほうほう・・・。

とりあえずURLを貼っておこう・・・。

http://www.manyo.co.jp/kobe/






「白浜温泉の地下からくみ上げた温泉水をトレーラーで運び込んで温めて使うという、なんだか考えるだにお金のかかっている施設であるらしい」







それは・・・。手がかかっているな・・・。







「同じ神戸市内の有馬温泉なんかから運べば輸送費は大幅に安くなると思うんだけどね・・・。もしかしたら取水の権利とか色々あるのかな・・・?」






ふむ・・・。






「まあ、とにかく、受付のあるビルの9階へ。上がったところで靴を靴袋に入れ、それは後ほど荷物、服と一緒にロッカーへ入れることになる。傘なんかもロッカーまで持っていくスタイルだ」






ふむ。





「受付レジで、『入館料、2400円を支払って頂けますか?』的な訊き方をされる。払わなくても、入浴以外で無料で使用出来る施設があるのかも知れない。足湯とか。どうもその辺りのシステムが今ひとつ理解出来なかったが、とりあえず入浴はするつもりで入ったので、2400円を支払ってロッカーキーを受け取った。キーにはタグが付いていて、そのタグをかざすことにより、施設内の有料施設や飲食なんかを、おサイフをロッカーの中に入れたままで使用出来るというものらしい。帰るときに使用料金を精算するわけだ」






ふむふむ。







「さらにカウンターの奥で館内着(今回は作務衣にした)を受け取り、早速ロッカーへ。というかロッカールームは大浴場の中にあったので、そのまま先に温泉へ入ることにした」






ふむ。






「まあ、商業施設のワンフロアを温泉施設として男湯と女湯に分けてある状態なので、広さ的にはそれほど広くはなかった。ただ、平日の夕方ということで、お客自体が少なく、数人しか入っていなかったのでたいへん快適に入浴を楽しめた」







どうであったかね、温泉。






「良く分かりません・・・。あ、でも人工の炭酸泉になっている浴槽があって、これはかなりぬくもりましたね!」





ほう。





「・・・・まあ、入浴するという行為って、なんだかすぐ飽きてしまうんで早めに出てきてしまいましたが・・・」






もったいない・・・。






「入浴後に館内図を見ていたら、9階にイベントホールがあるらしい。行った日は映画を流していたらしいが(イベントが無い日はデフォルトなんだろう)、どうも興味をそそられるタイトルではなかったのでスルー(『アバター』とかやっていたが、2Dで観るタイトルではないだろう・・・)。10階にネットに接続しているPCが並んでいるコーナーと漫画が並んでいるコーナーがあるらしいので、作務衣姿でそこをのぞきに行く。11階の大浴場から10階へ」






ネットカフェも漫喫も、日常で体験出来るから別に良いんじゃないか?






「まあ、一応どんな感じか見てみたかったし。記事の更新もついでにしておこうかなんて考えちゃったし」






ふむ・・・。で?







「眺めは良かったですよ。さすがはビルの10階。携帯とかをロッカーに入れっぱなしなんで写真はないですが。・・・まあ、結局慣れない日本語入力にイライラして、すぐにやめてしまうわけですが」







・・・ふむ。






「あ、ソフトドリンクのカウンターがあったので、タグを使えるかどうか試してみたら、ちゃんと頼めました。あとで現金払いになります」






なるほど。






「さらに案内図を見ると、8階にリラックスルームなるものがある。これにも行ってみた」






ほう。






「部屋に入ると、フルフラットになるリクライニングシートが並んだあまり広くない部屋。この施設は23時間営業らしいので、ここで一晩寝て帰ることも可能かも知れない。大浴場には下着も売っていたし、ひげそりと歯ブラシは無料であったし」






ほほう。






「各ソファーにはテレビも付いていた。タオル地のブランケットも借りることが出来るので、至近に、というかすぐ隣にオッサンが休んでいることが気にならなければ結構くつろげるかも知れない。小一時間仮眠をとってみた」






ほう。






「しかしながら、かなり仮眠室であるという空気を読めないDQNチックなじいさんとばあさんがやたらとうるさくて、あまりリラックス出来なかった。ちょっとうとうとすると、そのタイミングで大きな声で会話しやがる。空気読めと言いたい!」






あらら。







「同じフロアは、マッサージやエステなんかがあった。もちろん有料だが、ちょっとマッサージを受けてみることにした。背中に筋肉が最近張るんだよね・・・」






オッサンのつぶやき・・・。






「有料マッサージもロッカーキーのタグで受け付ける。もちろん帰るときに現金で精算することになる。因みにマッサージチェアが並んでいるコーナーもあったが、これも『タグを機械にかざしてください』と書いてあったので、有料なんだろう、きっと」






なるほど・・・。






「マッサージ後に、さらに案内図を見ると、エレベーターで18階まで上り、さらに階段を上がると、展望足湯なる設備があるという事なので、これにも行ってみることにした」






色々やるなあ・・・。






「無料施設と書いてあったんですがね。とにかく入館料2400円を払ってるんだから、色々体験してみて元を取らねば・・・」





大阪のオバチャンみたいな事を言っているな・・・。まあ良いが。






「エレベーターで18階まで上がって、そこから恐らく元々屋上へ上がるためにあったと思われる階段をえっちらおっちらと46段(意外にきつい)登って目的地へ」





ふむ。






「上がるとそこにグラウンドコートみたいなのが吊ってあって、足湯の利用者はお使いくださいと書いてある」






ほう。





「足湯の設備はビルの屋上で、雨を防ぐ屋根らしきものとガラス張りの壁はあるものの、ほぼ屋外であった。ただ、風は入り込まないのでそれほど寒くはなかった」






ふむ。





「照明を落としていて、かなり暗いスペースにLEDで明かりがともされている足湯が見える。足湯につかると、すっかり日が暮れた神戸港の東側が目の前に広がる。ライトアップされたポートタワーやメリケンパークオリエンタルホテル。オレンジ色の阪神高速、転々と光るフェリー乗り場の明かり・・・。夜景好きにはかなり盛り上がれるスポットではないかと思った。かなりキレイ」






ほう・・・。






「20分ばかし夜景をボッチで見ていたが(なぜだか途中で利用者が自分一人になった)、適度に身体が冷えてきたのでもう一度大浴場でひとっ風呂浴びて、温まってから帰ることにした」






なるほど・・・。

ボッチで夜景を眺めている姿ってのは触れて良いところなのか?






「この施設は、一応宿泊も出来る。パーティションで仕切られたリクライニングシートや、アコーディオンカーテンで仕切られたベッドスペース(カプセルよりは明らかに寝やすいだろう)、さらにちゃんとした客室もあるので、プチ・お泊まりとかには良いかも知れない。温泉に関しては入り放題だし」







ふうむ。






「まあ、もちろん部屋代がいるけれどね。リラックスルームで良ければ早い者勝ちで寝床を確保出来るということかな。まあ、サウナとかで寝て帰る感覚だな、リラックスルームは」






なるほど。






「入館料2400円が高いのか安いのか今ひとつピンとこないんだけど、まあ、プチイベントでございました」






なるほどねえ・・・。

まあ、儲け100円しかなかった日に、2400円以上払ってるんだから、ちょっとアレな感じだな・・・。


体験してみないと分からないこともあるということで、良しとするか。




また何か面白いことがあったら記事にするように。


今回はこんな感じで終わる。